新型コロナウイルスの感染が再び拡大の兆しをみせている状況下、深刻な影響を受けている業界を支援すべく、今週も様々なプロジェクトやサービスが立ち上がっていた。
この記事では11月第3週に発表された「新型コロナで打撃を受ける業界を支援する方法」をいくつか取り上げ、紹介する。お酒や美味しいものを自宅で楽しむという支援方法も定着しつつある今、あたらめてお気に入りの一品を探してみてはいかがだろうか。
マイナス5℃熟成酒と新酒の飲み比べセット発売
日本酒専門の酒販店・株式会社さくら酒店は11月26日(木)、コロナ禍で売上が激減した小規模の酒蔵を支援するため、売れ残った日本酒をマイナス5℃で氷温熟成させ、この冬に搾られる新酒との飲み比べセットとして新発売する。
同社は、コロナ禍で行き場を失った日本酒を、「マイナス5℃」というお酒が凍り始める一歩手前の環境下で熟成させることで、鮮度と熟度を兼ね備えた新感覚の味わいを生み出すことに成功したという。
今回は、1年前のマイナス5℃熟成酒と、搾りたての新酒を同時に届けることで、その異なる味わいの違いを楽しんでもらうとともに、酒蔵の今期酒造りの資金を創出する。
飲み比べセット商品は、岐阜県の津島屋や、高知県の文佳人など。特殊な熟成方法で誕生した新感覚の味わいを楽しむことで、深刻な状況にある小規模酒蔵への支援につなげてみてはいかがだろうか。
出典元:株式会社さくら酒店
羽田空港内オープンの地域創生カフェ「和蔵場」
株式会社PR TIMESは11月18日(水)、株式会社羽田未来総合研究所が羽田空港第2ターミナルにて運営するカフェ「和蔵場~WAKURABA~」と、今年6月に発足した日本酒の酒蔵を対象とした「日本酒PR」支援プログラムにおいて提携した。
「日本酒PR」支援プログラムは、日本酒造りにおける新たな動きやそこに込められたストーリーを、酒蔵自らがオンラインで発信し広く伝えることで、新たな出会いや販路開拓、伝統継承の一助とするためのプログラム。
今回の連携により、「和蔵場~WAKURABA~」内飲食スペースにて、和蔵場セレクション「日本酒3種飲み比べ」の同プログラム限定メニューを販売する。
各地域では親しまれているものの、まだ地域外では馴染みの薄い様々な地域の銘柄を一度に楽しむことが出来るという。
第1弾として11月から12月にかけ、フランスで2017年から開催されている日本酒のコンクール「Kura Master」にて表彰された6銘柄を用意するとしている。お酒好きな人は、チェックしてみてはいかがだろうか。
出典元:株式会社PR TIMES
※株式会社PR TIMESはU-NOTEの運営会社です。
「ロコの星みーっけ!マルシェ」
株式会社KKTエンタープライズは11月20日(金)、一般社団法人未来のテレビを考える会と連携し、地方のスター事業者『ロコの星』を応援する「ロコの星プロジェクト」を立ち上げた。
コロナ禍で打撃を受けた各事業者が取り組むEC強化への集客や周知を地方テレビ局が支援し、地方を盛り上げていくためのプロジェクトだ。
青森・岩手・山形・千葉・高知、山口・長崎・熊本・宮崎・沖縄の全国10地域のローカルテレビ局と連携し、オンラインショップ「ロコの星みーっけ!マルシェ」サイトにて、年末年始の特別な取り寄せ商品として地域のおすすめの品を販売する。
まさに「地方の良いものみーつけた!」といわれるような、知られざる商品、そして知られざる物語を「ロコの星みーっけ!マルシェ」で全国の人々に届けていくとしている。
今年の年末年始シーズンは自宅で「お取り寄せ」商品を楽しもうと思っている人は、ここで「特別感」のある商品を探してみてはいかがだろうか。
出典元:株式会社KKTエンタープライズ
第6回「KOSHIGAYAてしごと市」
一般社団法人越谷市観光協会は11月16日(月)から12月6日(日)の期間中、埼玉県越谷市にて第6回「KOSHIGAYAてしごと市」を開催中だ。
これまで5年間にわたり、同市の「手しごと」の魅力を五感で感じられる機会として、近郊のお店を中心にオフライン開催してきた同イベントが、今年は初めてオンラインにて開催。
コロナ禍で様々な影響がでる中、地域の「手しごと」を守るため、そしてそれに携わる人々の未来を守るため、「お店(や商品)で会いましょう」をコンセプトにオンラインならではの企画を展開しているそうだ。
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、クラウドファンディングも実施中。同市に縁のある人や、手しごとを守っていきたいという想いに賛同する人などは、イベントサイトを覗いてみてはいかがだろうか。
出典元:一般社団法人越谷市観光協会
【明治座】劇場応援「新春招き板」プロジェクト
老舗劇場である明治座は、コロナ禍の影響により公演中止や座席数の制限など、さまざまな困難に直面しているという。しかし、「147年続く劇場の灯を絶やしたくない」との想いで、2021年新春公演にて華やかに客を迎えるため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて『劇場応援「新春招き板」プロジェクト』を実施中だ。
「招き板」とは、歌舞伎など日本の伝統的な演劇の中で受け継がれてきた、特別なネームプレート。公演の成功を祈願し、公演を応援してくれる法人名を飾るものだが、今回はさらに個人の「招き板」も飾ることで、公演に華を添えたいとしている。
リターン品は、「新春招き板」に加え、1年間利用できる明治座特別鑑賞券(S席)、プランごとに明治座売店スタッフが厳選した商品セットの福袋など。
明治座ファンの人はもちろんのこと、舞台芸術の灯を消したくないという想いに賛同する人などは、チェックしてみてはいかがだろうか。
出典元:株式会社明治座
なお、各サービスの詳細は、各社プレスリリースにて確認ができる。気になるサービスやプロジェクトが見つかったら、早速応援への一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
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