コロナ禍で副業をする人が増えたと聞くが、果たして本当にそうなのだろうか。また副業をしている人はどのような考えで副業をしているのだろうか。
パーソルキャリア株式会社は8月、IT・テクノロジー人材のための社会人コミュニティ「TECH Street」にて、ITエンジニア500人と非エンジニア500人を対象に「ITエンジニアの副業実態調査」を実施。11月12日(木)、その調査結果を発表した。
副業経験者は全体の4割
調査によると「過去に副業をしていたが、現在は本業のみに専念している」という人を含めて約4割が副業を経験しているという。
また、「コロナ禍における勤務形態や環境変化がきっかけで新たな副業をはじめましたか。」という質問で、新しい副業を始めたという人は24%にとどまった。リモートワークになって減った通勤時間を副業に充てている人はまだまだ少ないようだ。
副業として最も多くの人が選択していた副業カテゴリは、株式投資やFXなどの投資系が36%と一番多かった。
また、「副業を辞めた主な理由を教えて下さい。」という質問では、「時間的余裕がないから」という回答が最も多かった。そのことからもわかるように、ビジネスパーソンにとって十分な副業時間を確保するのは大変難しいことから、運用スタイルによって短時間で行うことができる投資系は選ばれやすい傾向にあると言えそうだ。
副業を次のキャリアのステップに
「副業を行っている理由を教えて下さい。(複数回答可)」という問いには「収入を増やしたいから/収入の柱を増やしたいから」という声が68%を占めたが、注目したい点は「本業以外の人脈/コミュニティが欲しいから(16%)」という回答だ。
これは「ITエンジニアが同じ価値観、異なる価値観の人と繋がっていきたいという想いの表れではないか」と同社では推測している。
副業によって新しい経験を得ながら人脈を広げていくことが、次のキャリアへのステップに繋がる。どのような副業であれば自分の今後のキャリアに役立つ力がつくのか、という新たな視点で副業を探してみると新たな発見があるかもしれない。
■調査概要
・対象者:正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、公務員、個人事業主の20~70代男女
・回答人数:1000人(ITエンジニア500人、非エンジニア500人)
・調査手法:Webアンケート
・調査期間:8月25日(火)~8月30日(日)
※その他、詳細な情報はプレスリリースを参照
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