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副業に興味がある人の8割が「地方での副業に興味があり」スキルアップや人とのかかわりを重視|dodaしらべ

さえきそうすけ

2020/11/07(最終更新日:2020/11/07)


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イメージ画像:AdobeStock

副業を考えている人も少なくないだろうが、それが地方となったらどうだろうか。

同世代や上の世代の人たちが地方での副業についてどう考えているのか、その本音が垣間見える調査結果が発表された。

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、3大都市圏に住む20~40代のdoda会員を対象に、「地方での副業に関する意識調査」を実施。11月4日(水)、その結果を公表した。

約8割が地方での副業に興味あり

3大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)以外の地域を地方と定義した同調査では、副業に興味がある人のうち、「地方の企業・団体で副業することに興味がある」と答えた人が約8割(76.4%)にのぼったという。

「興味がある」「既に副業をしている」と回答した人は、年代別では30代が86.5%と最多に。

副業に「興味がある」「既に副業をしている」と回答した人に対し、「都市部からフルリモートで働くことも含め、地方の企業・団体で副業することに興味はありますか」と尋ねると、「興味がある」が76.4%、「既に副業をしている」が2.4%と約8割が地方副業に興味がある、もしくは既に副業していることがわかったという。

また、副業に興味がある人のうち、新型コロナウイルス感染拡大前と比べ、地方副業への興味が高まった人が約5割(49.4%)にのぼったとし、新型コロナウイルスの感染拡大により、働き方を見直す機会が増えたことやリモートワークの急速な普及が要因だろうとしている。

こだわるポイントはスキルや仕事の幅を広げることや人とのかかわり

地方での副業に興味がある理由については、各年代ともに「スキルや仕事の幅を広げることができる」という回答が5割を超え、「収入のため」という回答を抑えもっとも多かったという。

一方で、「地方に貢献したい」という回答はどの世代も約3割にとどまり、副業をする上で地方貢献へのこだわりより、「スキルや仕事の幅を広げること」や「人とのかかわり」をより重視していることが判明した。

特に年齢が上がるにつれて経験を活かして地方で副業をしたいと思う傾向にあったそうだ。

副業で働いてみたい地方としては、1位が北海道、2位 沖縄県、3位 長野県、4位 静岡県、5位 福岡県という結果に。

93.7%が「まずは転居せず地方での副業として体験したい」

「地方への転居を問わず、将来地方にある企業・団体へ転職することに興味はありますか」と尋ねたところ、45.7%が興味ありと回答し、おおよそ2人に1人が地方への転職に興味があることがわかったそうだ。

地方への転職に興味があると回答した人に「地方にある企業・団体へ転職する前に、現在の居住地から転居せず、副業として地方にある企業・団体の仕事を体験できるとしたらそれを利用したいですか」と尋ねたところ、93.7%が利用したいと回答。

「転居する前に地方で働くイメージをつかみたい」「事前に体験することで地方移住へのハードルを下げることができる」といった理由があがったという。

今回の調査結果を受け、同社は地方での副業を行う際、収入増にこだわるのではなく、ある特定の地域にこだわらず、自身が成長できる場所やスキルが活かせる場所で副業したいというニーズがあると分析している。

【調査概要】
・対象者:3大都市圏に住む20~40代のdoda会員
 ※3大都市圏:東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)、大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)
・回答人数:1905人
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:9月29日(火)~10月6日(火)

なお、その他詳細については同社プレスリリースで確認できる。

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