新型コロナウイルスの影響でさま変わりした就職活動。就活にかかる費用にも大きな変化がみられることがわかった。
株式会社ディスコは、2021年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、10月1日(木)時点での就職活動に関する調査を行いその結果を発表している。
内定率は88.6%、就活終了者は全体の85.2%
同調査では10月1日(木)現在での内定率は88.6%であることが判明。8月の調査(83.7%)から2カ月間で4.9ポイント伸びていた。就職活動終了者は全体の85.2%と、前年同期実績(90.5%)を1.9ポイント下回ることがわかったという。
就職先が決まっていない学生の今後の予定としては、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が58.7%と、前年調査(56.1%)より増加していた。
就職活動の費用は前年より約4万円減で10万円を下回る
就職活動の費用に関しては平均9万7535円と、前年(13万6867円)より約4万円減り、初めて10万円を切ったという。
総額が最も高いのは「中国・四国」で15万4286円、最も低いのは関東の7万8356円としている。
就活にかかる経済的な負担が減ったことは、「就職活動で大変だったこと」に関する質問の答えにも反映されている。
大変だったことの1位が「エントリーシート」、2位が「自己分析」となり、「就活費用のやりくり」は大幅に減ったという。
【調査概要】
調査対象 : 2021年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数 : 1133人(文系男子334人、文系女子339人、理系男子326人、理系女子134人)
調査方法 : インターネット調査法
調査期間 : 10月1日(木)~10月6日(火)
サンプリング : キャリタス就活2021学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
その他詳細については同社プレスリリースで確認できる。
コロナ禍における就職活動は、対面での面談がしにくいことから「自己PRが難しい」「社風を感じにくい」などの問題や、そもそも採用を行わない企業が増加するなど、学生にとってデメリットが大きい印象だったが、就活費用の削減は特に地方学生にとって嬉しいニュースなのではないだろうか。
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