長期デフレや格差社会に加え、相次ぐ自然災害やコロナ禍といった「負」が当たり前の日常となりつつある現代の日本において、ビジネスパーソンとして働きながら価値を生み出し続けるためには、どのように「負」と向き合っていけばよいのだろうか?
株式会社小田急エージェンシーは、同社のマーケティングプランナーが豊富な事例とともに新しいマーケティングの発想法を綴った書籍「リノベーション・オブ・バリュー 負からのマーケティング」を発売中だ。
「負」を価値あるものに「意味転換」する発想法
同社によると「価値リノベーション」とは、「古さ」「無駄」「無」「コンプレックス」「黒歴史」といった、一見「負」とみなされる事象を、価値あるものに「意味転換」する新しいマーケティングの発想法。
これによって、日本の「負」の状況と向き合い、もう一度「人間」にとっての 「価値」とは何かを探求し、リノベーションを試みているのが同書だ。
プロのマーケターおよび研究員らによる共同著作
同書は3人による共同著書となっており、著者は同社コミュニケーションデザイン局プランニング部長、プランニングディレクターの田村高志氏、同社コミュニケーションデザイン局プランニング部データアナリストの古谷奈菜氏、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員の水師裕氏。
プロのマーケターおよび研究員らが負の価値に着目して、価値を逆転させ、ポジティブで積極的な意味を見出している点が、読者に元気を与える1冊だとしている。
【目次】
序 章 「負」が常態化する時代
第1章 古さが価値になる~富士フイルム「写ルンです」若者におけるブームを事例として
第2章 無駄が価値になる~「不便」「手間」を楽しむ消費行動と小田急による観光地「箱根」再生を事例として
第3章 無が価値になる~モノ・情報・つながりを断つ消費行動と「いすみ鉄道の再生を事例として
第4章 コンプレックスが価値になる~経営難に対する「銚子電鉄」の自虐戦略を事例として
第5章 黒歴史が価値になる~広島平和記念資料館二〇一九年の本館リニューアルを事例として
終 章 「負」から、人間回帰へ
そのほか詳細な情報は同社プレスリリースを確認。
逆転の発想による新しいマーケティング法を身に着けて、「負」の時代をサバイブするためのヒントを探ってみてはいかがだろうか。
【書籍概要】
定 価:1650円(税込)
判 型:四六判
ページ数:352ページ
出典元:リノベーション・オブ・バリュー 負からのマーケティング
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