コロナ禍の影響もあり、転職を希望する人は増えているという。なかには、「今働いている業種とは全く別の業種にチャレンジしたい」という転職希望者もいるだろう。
しかし、異業種への転職となると、受け入れ側がどのように思っているのかが気になるところだ。
チャットプラス株式会社は9月、転職希望者883人と経営者215人を対象に「コロナ禍での転職」に関する調査を実施。10月27日(火)、その調査結果を公開した。
半数以上が異業種に転職希望
転職希望者に、転職する場合には「同業種」「異業種」どちらを希望するか尋ねると、半数以上が「現在とは異なる業種に転職希望」と回答した。
現在務めている業界と、転職先として考えている業界についての調査結果の割合をみると、金融業界・製造業界・建設/不動産業界から、IT/メディア業界・物流/運送業界への転職を希望している人が多いことが分かったそうだ。
同社はこの結果について、「コロナ禍でのEC需要の高まりが、物流/運送業界とIT/メディア業界への転職を考えるきっかけとなったのでは」と推測している。
「しっかり仕事してくれればどの業種でもかまわない」7割
では、転職者を受け入れる側である経営者は、異業種からの受け入れについてどのように思っているのだろうか。
調査結果によれば、7割近くが「しっかり仕事してくれればどの業種でもかまわない」と回答。異業種の受け入れについてあまり気にしていない人が多いということが明らかになった。
「どの業界からの転職であれば受け入れやすいですか?(上位3つ選択)」という問いに対しては、「小売り・卸業界(40.5%)」が最多に。次いで「建設・不動産業界(40.0%)」「IT・メディア業界(37.7%)」と続いた。
「どの職種からの転職であれば受け入れやすいですか?(上位3つ選択)」との問いでは、「営業(66.1%)」が圧倒的最多に。次いで「企画・マーケティング(36.3%)」「経営・管理職(34.9%)」という結果となった。
この3つの職種を選んだ理由としては、「コミュニケーション能力が高そうだから」「経験豊富で柔軟な思考能力を備えている人が多いから」「現場を動かしながらマネジメントもできる人材を希望している」などが挙がっており、転職先でも即戦力となる人材を求めていることが大きく要因しているようだ。
詳しい調査結果については、同社プレスリリースを参照。異業種への転職について考えている人などは、参考にしてみてはいかがだろうか。
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