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運動こそが脳トレだ!ベストセラー『脳を鍛えるには運動しかない!』がコロナ禍で再び注目集める

佐藤優子

2020/10/26(最終更新日:2020/10/26)


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イメージ画像:photo AC

学生時代は部活や通学で定期的に体を動かしていたのに、入社をしてテレワークが中心となったことで、運動不足だと感じている若手ビジネスパーソンも少なくないだろう。仕事の生産性をも左右すると言われる「運動と脳」の関係を神経科学の視点から説いた一冊が今、コロナ禍の影響により再び注目を集めているという。

株式会社NHK出版は、書籍『脳を鍛えるには運動しかない!』の増刷によって、紙版・電子版を合わせて累計14万部を突破したことを発表した。

ロングセラーにして累計14万部のベストセラー

同書の初版発行は、11年前の2009年。そこから38版もの増刷を重ね、本年9月末をもって紙版・電子版の累計が14万部を突破したとのこと。

精神科医師として多くの患者の治療にあたってきた著者のジョン・J・レイティ氏が、人々が身体を動かさなくなっていることと、運動不足の生活が脳にもたらす悪影響に危機感を抱き、「運動が脳のはたらきにおよぼす効果を知れば、多くの人が救われる」という信念のもと記したものである。

運動で「脳の機能が整う」

レイティ氏は運動を何よりも「脳の機能を整えるもの」として捉え、運動で脳を鍛えることが、心身を健やかに保ち、また仕事で能力を発揮するための出発点になると説いた。

その観点から「運動をさせた子どもは成績が上がる」「運動することでストレスやうつを抑えられる」「運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる」といった内容を紹介するとともに、運動がいかに脳を鍛え、頭の働きを取り戻し、気持ちを上げるものであるか解説している。

為末大氏によるレコメンド動画を配信中

愛読者代表として、元プロ陸上選手の為末大氏が同書の魅力を語るレコメンド動画を制作し、現在公開中だ。

読書家としても知られ、トップアスリート向けの動画チャンネル「為末大学」学長でもある同氏によるコメントは、同書を知る参考になるだろう。

そのほか詳細な情報については同社プレスリリースを参照。

「ついダラダラと過ごしてしまう」「通勤がなくなり体重が増えた」「在宅勤務に集中できない」といったビジネスパーソンは、まずは同書を手に取ることから始めてみては。

【書籍概要】
発売日:2009年3月25日
ページ数:352ページ
出版社:NHK出版
定価:2310円(税込)

出典元:「為末大学」 
出典元:「脳を鍛えるには運動しかない!」

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