卒業後は就職の道を選ぶ大学生が多い中、大学院生・研究者となって、さらなる学問の追究を目指す人たちがいる。しかし、そこから先のキャリアパスが見えにくいがために、将来の不安が払しょくできないまま研究に勤しむ人も少なくないようだ。
株式会社tayoは大学院生・研究者募集のプラットフォーム「tayo.jp」を2019年10月にリリース。大学や研究所間のアカデミア(大学院・研究室・研究所)人材募集に加え、今年10月には博士号人材の民間活用にまで枠を広げて新たな求人情報を公開した。
大学院生・研究者募集プラットフォーム「tayo.jp」
「tayo.jp」は、現在まで国公立大学や研究所といった多くの法人にてアカデミア人材の募集のために利用されており、これまでに無料掲載した大学・研究所の数は約20法人に至るという。
サイト名のtayoは、「多様性」から来ているとのこと。
アカデミアにおける新たなキャリアパスを作る
同社はこのたび、民間企業の求人掲載機能をリリース。第1弾のパートナー企業として、アカデミア人材を求める計6社による求人を公開したという。これによって「tayo.jp」は、アカデミアと民間企業双方での求人掲載が可能なプラットフォームになったとしている。
同社は2019年5月に設立。現在JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の研究者である熊谷洋平氏が、アカデミアにおけるキャリアパスへの不安や学生の偏在、博士号人材の民間活用の遅れに大きな課題を感じて設立したものだという。
「tayo.jp」に関する詳細な情報は、同社プレスリリースを参照。
民間企業で能力を活かしたいというアカデミア人材などは、チェックしてみてはいかがだろうか。
出典元:「tayo.jp / アカデミア」
出典元: 「tayo.jp / 民間企業」
出典元:「なぜ、海洋微生物学者が人材ベンチャーを作ったのか」
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