新型コロナウイルスの影響もあり、自分の将来やキャリアについて「何が起こっても乗り越えられる力を身に着けたい」「どうすれば社会に貢献できるのかを知りたい」といった想いを抱える若手ビジネスパーソンは多いのではないだろうか。
株式会社大和書房は10月22日(木)、書籍『スタンフォードの心理学授業 ハートフルネス』(スティーヴン・マーフィ重松 著、島田啓介 訳)を発売した。
コロナ禍で変化が著しい今、時代を生き抜く力を身に着けたい人にとって、ビジネス・医療・教育の現場などに活かせるだけでなく、充実した人生や人間関係構築にも役立つ一冊になりそうだ。
「ハートフルネス」の実践が大切
同書の著者は、ベストセラー書籍『スタンフォード式 最高のリーダーシップ』を執筆した、心理学者のスティーヴン・マーフィ重松博士。
氏が提唱するのは「ハートフルネス」。長年スタンフォード大で研究と実践を重ねてきた「マインドフルネス」をさらに探求した「人生を充実させる秘訣」とは、日本の「こころ」をはじめとする伝統的な智慧や精神性と、現代のテクノロジー、アート、科学を統合する最先端の試みだという。
同書によると、AIの時代にレジリエンスを育てるためには、EI(感情的知性)が必要。「ハートフルネス」の実践によって、なぜメンタル管理やリーダーシップ、クリエイティビティ、人間関係を良好に築く力、適切な行動選択、文化的謙遜といったEIを伸ばすことができるのかを、ストーリー形式で解き明かしていく。
アジア人との「ハーフ」である著者の実体験に基づく
また同書では、日本のサムライをルーツに持つ祖父母、アイルランド系肉体労働者である父、白人社会でアジア人との「ハーフ」であることによってさらされる敵意や無意識的な差別など、著者自身の生い立ちと成長期の葛藤を語りながら、「マインドフルネス」の先にある「ハートフルネス」とは何かを明らかにし、自らの「ヴァルネラビリティ(開かれた弱さ、傷つきやすさ)」と向き合うことが大切だと説いている。
「最良の人生を生きるために必要不可欠な能力とは何か」「リーダーに求められる資質とは何か」「どうすれば社会に貢献できるのか」「自分を信じる力はどこから生まれてくるのか」そういったことに迫る内容だ。
【書籍概要】
書名:スタンフォードの心理学授業 ハートフルネス
著者:スティーヴン・マーフィ重松
訳者:島田啓介
単行本(ソフトカバー):344ページ
定価: 1700円(税抜)
コロナの影響もあり、不確定なことも多い現在。「ハートフルネス」の実践によってEI(感情的知性)を伸ばすことで、変化する社会情勢を乗り越えるための力を身に着け、人生を充実させることにつなげていきたい。
詳細については同社プレスリリースを参照。
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