日経BPは10月12日(月)、書籍『ストーリーとしての競争戦略』著者らの最新刊『逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知』を発売した。
「タイムマシン経営」に疑問を投げかける
同書では、これまで多くの企業が、日本より先を行く米国などの先進的なビジネスモデルを輸入する「タイムマシン経営」に注目してきたが、それで本当に強い企業になれるのか、と疑問を投げかけている。
「タイムマシン経営」よりも、技術革新への対応など過去の経営判断を振り返り、今の経営に生かす「逆・タイムマシン経営」が大切であると、同書では語っている。
『ストーリーとしての競争戦略』の著者らが執筆
そんな問題意識から、日本を代表する競争戦略の研究者であり、20万部を突破した書籍『ストーリーとしての競争戦略』の著者でもある、一橋ビジネススクールの楠木建教授と、社史研究家の杉浦泰氏が手を組み同書がうまれた。
経営判断を惑わす様々な罠はどこに潜んでいるのか。様々な企業の経営判断を、当時のメディアが流布していた言説などと共に分析することで、世間の風潮に流されない本物の価値判断力を養う教科書ともいえる一冊だという。
経営判断を惑わす罠とは
同書によると、経営判断を惑わす罠には、AIやIoTといった「飛び道具トラップ」、今こそ社会が激変する時代だという「激動期トラップ」、遠い世界が良く見え、自分がいる近くの世界が悪く見える「遠近歪曲トラップ」の3つがあるとのこと。
こうした「同時代性の罠」に陥らないために、大事なことは何か?そのために近過去の歴史を検証し、「新しい経営知」を得るための方法論を模索していく。
【書籍情報】
◆タイトル:『逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知』
◆著者:楠木 建、杉浦 泰
◆発行日:10月12日(月)
◆定価:2200円(税抜)
◆判型:A5判(272ページ)
◆発行:日経BP
「日経BPブックナビ」「アマゾン」などのサイトや書店で購入ができる。
詳細については、同社プレスリリースを参照。
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