株式会社トータル・エンゲージメント・コンサルティングはトリムタブジャパン有限会社と共同で、顧客体験改善プロジェクト(CXプロジェクト)に関わるビジネスパーソンを対象としたWebアンケート調査を実施。9月29日(火)、その結果を「CXプロジェクト調査2020」として公表した。
この結果から、成功するCXプロジェクトに共通する取り組みの傾向が見えてきたという。
9つのトピックスで傾向を紹介
調査結果によれば、成功しているCXプロジェクトにおいては、顧客コメントや優先改善項目などといった踏み込んだ情報を共有していること、部署を横断して活動状況を共有をしていること、多数のケースではCXプロジェクトをデジタルトランスフォーメーション(DX)の一部として認識して活動を推進していること等が分かったという。
顧客コメントと課題の共有
成功しているプロジェクトにおいて多くみられた傾向が、顧客コメント(テキスト)の共有や、優先改善項目の共有など。コメント共有は従業員の共感・モチベーション向上・根本原因の検討材料を促進し、優先的改善項目の共有は改善活動の軸合わせに有効だという。
部署横断チームで情報共有
成功しているプロジェクトでは、部署横断のチームとして組織され、改善活動の成功事例(やおそらく失敗事例も)が部署横断で共有されていることが分かったという。
CXプロジェクトとDX
CXプロジェクトをDXに関連した活動と認識しているかを聞いたところ、過半数が「関連する活動とし認識し、行動してしている」と回答。CXプロジェクトをDXと関連づける重要性を示唆した。
同レポートでは他にも、「成功しているCXプロジェクトはどんなことをしているのか」等、9つのトピックスを紹介。またCXのコンサルティングの立場から、プロジェクトの成功確率を高めるための提案も提示している。
レポート詳細については同社プレスリリースを参照。
10月22日には無料オンラインセミナーを開催
CX先進国といわれる米国では、CXが企業の収益・利益・株価と密接な関係にあるとの認識もあり、その指標を投資家に向けて公開している例も少なくないという。
日本国内においても、CX向上のプロジェクトを推進する企業は増えており、成功事例もみられるようになってきているそうだ。
しかし一方で、「どのようにしたらCX向上の取り組みを活性化できるのか」「プロジェクトを成功するためにはどのような取り組みを行えば良いか」といった知見の共有は、国内においてはまだ途上段階にあると同社は指摘する。
そこで、このような実態を明らかにするため、このたび「CXプロジェクト調査2020」の発表に至ったという。
同社は10月22日(木)、同レポートについての解説および、成功事例の紹介を目的とした無料オンラインセミナーを開催予定。
登壇者は、同社代表取締役の藤谷 拓氏と、トリムタブジャパン有限会社代表取締役の中谷 健一氏を予定している。
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