HOMEライフスタイル 働き方や趣味で業界支援ができるって本当?9月第4週に発表された「新型コロナ支援サービス」5選

働き方や趣味で業界支援ができるって本当?9月第4週に発表された「新型コロナ支援サービス」5選

白井恵里子

2020/09/27(最終更新日:2020/09/27)


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「コロナ禍で打撃を受けている業界を支援する」というと、寄付をしたり、無理に利用する機会をつくったりと、日ごろの日常生活のなかで取り入れることが難しそうだという印象がある。

しかし、実は難しい方法ばかりではない。気分転換に新しく見つけたカフェで仕事をしてみる、自宅で楽しめる食事を取り寄せてみる、新型コロナウイルス収束後の旅行計画を立ててみる…ビジネスパーソンが日常生活のなかで取り入れやすい方法も多く、それが新たな趣味や楽しみに繋がる可能性も。

この記事では、9月第4週に発表された「新型コロナウイルス支援サービス」をいくつか取り上げ、紹介する。

時間課金アプリ『テレスペ』全国対応へ

テレワーク・テクノロジーズ株式会社は8月、店舗型ビジネスの集客強化のため、誰でも簡単に副業ワークスペースが運営できる時間課金アプリ「テレスペ」のテスト運営を東京23区内限定で実施していた。

同社は9月23日(水)、「テレスペ」の全国提供を開始し、利用したい法人個人からの問い合わせ受付をスタートした。

外食産業やホテル等の店舗型ビジネスは同サービス導入により、空席・空室をワークスペースとして提供することで、新規顧客からの店舗認知・第一想起を獲得し、本業への集客を得ることができるという。

「テレスぺ」では、空席管理・利用者の送客・チェックイン・チェックアウト・時間に応じた課金・決済までを自動で運営。店舗側でのタブレット等の設備投資は不要で、スペース利用者のスマホ1台で完結できるという特徴がある。

スペースを利用したいビジネスパーソンなどは、「テレスぺ」をLINEで友達に追加するだけで、他拠点のワークスペースが利用可能になる。

リモートワーカーにとっては、新しい魅力的なワークスペースの発見機会となりそうだ。

出典元:テレワーク・テクノロジーズ株式会社

飲食店DX化支援プラットフォーム「オシテン」に「天香回味」が加盟

飲食店DX化支援プラットフォーム「オシテン」はサービス(β版)開始以降、コロナ禍で苦境に立つ飲食店とそのファンとの繋がりを守るサービスを提供してきた。

飲食店と消費者(サポーター)が「来店」以外の方法で繋がることを可能としたこのサービスでは、店側が提供するオンライン料理教室や秘伝のレシピ公開などを通じ、サポーターは飲食店の新たな魅力に気付くことができるとしている。

10月1日(木)より、新たに薬膳火鍋専門店「天香回味(テンシャンフェイウェイ)」が「オシテン」に加盟する。同店を運営する株式会社ナチュラルフードはこれを機に、「天香回味」の人気商品である火鍋スープの取り寄せ商品を開発予定だという。

「天香回味」は台湾に本店を置き、9月24日(木)現在、都内に8店舗を構える薬膳火鍋の専門店だ。

数十種類もの天然の植物エキスを抽出し、素材の味すべてを引き出したスープは、タレを必要とせず、食材を入れて煮るだけでそのまま食べることができるという。

今回このスープが、初めて「オシテン」を通じて自宅で楽しむことができるようになる。

コロナ禍における飲食店の支援として、そして店の味を自宅で楽しめる絶好のチャンスとして、「オシテン」をチェックしてみてはいかがだろうか。

出典元:株式会社ボーンレックス

マッシュルーム料理専門店「MUSHROOM TOKYO」Re:START支援プロジェクト

マッシュルーム料理専門店「MUSHROOM TOKYO(マッシュルームトーキョー)」を経営する株式会社ワキュウダイニングは、コロナ禍における原宿本店休業に伴い、再起と食文化創りを兼ねた"Re:START支援プロジェクト"を、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて開始した。

店で提供していた味・文化を絶やすことなく、次につなげる一歩として、自宅で気軽に再現できる「レトルト」という形で店の味をパックで封入し、リターン品として提供する。

休業前に大好評を得たという「生マッシュルームカレー」の味を「グルテンフリー」として大きく進化させたものや、国産生マッシュルームを100%封じ込めた炊き込みご飯の素など、再起をかけた自慢のレトルト食品を4品用意。

在宅勤務のお供に、休日の楽しみに、いかがだろうか。

出典元:株式会社ワキュウダイニング

「別府温泉 おもてなし再開」キャンペーン

大分県別府市は9月23日(水)、有名観光地である別府温泉の抱える想いをアピールすべく、本秋・冬の別府温泉観光を促進するキャンペーン「別府温泉 おもてなし再開」を開始した。

同市で宿泊業や飲食業を営む多くの事業者は3月上旬から実施的な休業状態が続いているというが、本業の「おもてなし」がしたくてウズウズしている気持ちをアピールしたいという想いで、このたび12の観光施設と市長が出演するPRムービーと特設サイトを公開。

「来てくれとは言えないけどお客様を待っています」という複雑な観光都市の思いを訴えながら、別府ならではの感染対策や特別優待企画等も紹介している。

PRムービーに出演している長野恭紘市長はプレスリリースにて、「少ないお客様でも、サービスの満足度を上げて、単価を上げていただく。何泊もしたくなる別府温泉、2回目、2回目と来たくなる別府温泉を作っていく必要があります。」と、この逆境をチャンスと捉える意気込みをみせている。

なお同市では、3月にスタートした別府市内の飲食店を応援するプロジェクト「#別府エール飯」や、6月にスタートした宿泊業への需要喚起策「湯ごもりエール泊」、7月に販売を始めた飲食クーポン券など、様々な企画も進行中だ。

次に旅する目的地はどこにしようか…そういった想いに馳せることもまた、支援につながるのではないだろうか。

出典元:別府市

神戸「灘五郷」の酒蔵めぐり

一般財団法人神戸観光局は9月24日(木)、「灘の酒蔵探訪」特設サイトをオープンした。

日本酒の名産地である「灘五郷」エリアの酒蔵めぐりは、神戸を訪れる人に人気の観光コース。しかし昨今の新型コロナウイルスの影響で、飲食業界・観光業界の売り上げは落ち込み、飲食店や土産店にお酒を卸していた酒蔵も大打撃を受けたという。

そこで、実際に遠隔地から集客することが難しい今、オンラインを活用した「灘の酒蔵探訪」の開催が決定。

やや酸の多い淡麗辛口が特徴で「男酒」といわれる「灘五郷」の酒は、これからの季節「秋上がり」してさらに美味しくなるのだという。

特設サイトでは、スペシャル飲み比べセットの販売やオンライン酒蔵見学ムービーの公開など、灘の酒蔵の魅力が詰まったコンテンツを多数展開し、酒蔵の魅力やおいしさを伝えていく。

灘の酒ファンの人、日本酒が好きな人、観光に行きたかったけれど断念した人など、自宅にいながら「男酒」を堪能してみてはいかがだろうか。

出典元:一般財団法人 神戸観光局

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