株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソースは9月23日(水)、14回目となる「新卒採用力ランキング調査」の結果を公表した。
大手人気企業の採用広報活動が一巡し、採用選考を始める5月から7月までを調査期間とし、学生が就職活動を通じて企業を評価した「採用活動の通信簿」ともいえる「会社の好感度」ランキングだ。
「ホームページ 」「インターンシップ」など7分野を評価
同社は今年5月から7月にかけ、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生839人を対象に、「新卒採用力ランキング調査」を実施。
企業の採用広報・選考活動を、「ホームページ 」「インターンシップ」「パンフレット・入社案内 」「ウェブメール・SNS」「セミナー・説明会」「先輩社員・懇談会」「選考・面接」の7分野において、それぞれ学生が評価。
各分野のポイント合算を企業の「新卒採用力」と定義し、ランキングに落とし込んだ。
コロナ禍ではより「丁寧な対応」が評価に直結
調査結果によれば、ホームページやパンフレットなど多くの学生に向けたマス広報では従来通り「情報量」「デザイン性」が、インターンシップでは「仕事理解」「業界理解」が評価される傾向が目立ったという。
また、コロナ禍によるイベント自粛や選考のオンライン化などにより直接接触する機会が制限されているなか、説明会や先輩社員、選考などにおいては従来にも増して「丁寧な対応」を行った企業への評価が高かったそうだ。
総合ランキング1位は第一生命保険
総合ランキング
初の1位となった第一生命保険をはじめ、7位まで全て大手金融機関が独占した。その他トップ10には総合商社が2社、IT企業のSkyがランクイン。
インターンシップランキング
三井住友海上火災保険が3年連続1位となり、「ワークを通じて損害保険の仕組みや仕事内容がよく分かった」と「仕事理解に役立った」との評価が集まった。
2位は損害保険ジャパン、3位は明治安田生命保険と、生損保が上位を占めた。
メール・SNSランキング
1位が第一生命保険。「インスタグラムで更新されている一問一答を通して内定者のリアルな声を知ることができた」「質問のメールに対する返信が非常に早い」と適切な情報量、タイムリーな情報発信が評価された。
2位は、マイページを通じて選考内容のフィードバックを一人ひとり丁寧に行った三菱商事だった。
Twitterやインスタグラムなど、時代に合った手法でタイムリーに豊富な情報を入手できる点が評価に繋がったようだ。
その他のランキング詳細については同社プレスリリースを参照。
就活中の学生や、インターンを受け入れる立場にある若手社員、採用を担当する人などは、参考にしてみてはいかがだろうか。
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