株式会社フリップザミントは9月14日(月)、原料選びから製品づくりをおこなうD2Cのマテリアルブランド「HiKEI(ハイケイ)」を立ち上げた。第1弾として、2種類の異なるコットン糸から作る無縫製半袖ニットの販売を公式ECサイトにて開始した。
原料や生産方法など、製品の背景を伝えるブランド
ブランド「HiKEI」では、原料や生産方法など、製品ができあがるまでの背景を伝えていくことで、できる限り透明な購入体験を提供することを目指している。
今回発売となる新製品は、日本のオーガニックコットンの雄、大正紡績株式会社の「アルティメイトピマコットン」と「KKビンテージ」の2種類の糸を使った、縫い目のないシームレス半袖ニット。
「アルティメイトピマ」の特徴
「アルティメイトピマ」は、従来のオーガニックコットンに比べ繊維長が長いため、丈夫で適度な光沢があるという点が特徴。また、ドライタッチで心地よい柔らかさの着用感も魅力だという。
「コンパクトヤーン」という糸の毛羽を抑えた紡績方法を採用し、サラッとした風合いに仕上がっている。
同社によると、農家の顔の見えるコットンを使用しているブランドは日本で唯一だという。
「KKヴィンテージ」の特徴
「KKヴィンテージ」は、超長綿をベースに製造工程時に発生する落ち綿「リユースコットン」を混紡したもの。リユースコットンを使用することで、独特な風合いの自然なムラ感が出るのを楽しめる。
ジャケットやカーディガンを合わせれば年中使えそうな2種類のニットは、好みの風合いや自身のライフスタイルよって選べそうだ。どちらのニットもカラーはホワイトとブラックの2色展開で、価格は1万5000円(税別)となる。
SDGsへ取り組む企業も増えつつある
同社によると、近年、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を目指し、地球環境への負荷低減に寄与する商品の企画開発や製造、販売に取り組む企業が増えており、「HiKEI」も持続可能なモノづくりを模索している最中だという。
できるだけ生産現場へ足を運ぶことで得た情報を開示し、透明性のある情報から顧客が選択できる環境をつくっていくことを通じて、サスティナブルに寄与していきたい考えだ。
詳細については、同社プレスリリースを参照。
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