株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、唐澤俊輔著作の『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』を刊行した。
組織独自のカルチャーを言語化および可視化し、それを社内外に浸透させるための「カルチャーモデル」の構築と、「最高の組織文化」をつくる方法を紹介している。
マクドナルド・メルカリ・SHOWROOMの成長を携わってきた著者
著者の唐澤俊輔氏は、日本マクドナルド株式会社・株式会社メルカリ・SHOWROOM株式会社で事業と組織の成長に携わってきた人物。
同書は、その唐澤氏が各企業において、カルチャーを言語化して共有化するために行ってきた手法をまとめた一冊だという。
同社は、組織運営に悩む経営者、人事担当者、マネージャー、およびすべてのビジネスパーソンに向けて「新しい組織論」を届けたいとしている。
自社にあった組織文化がフレームワークで見つかる!
同書では、いくつかのフレームワークを用いて、それぞれの組織にあった「カルチャーモデル」をつくる方法を提示している。
1つ目は、カルチャーの方向性を決める『経営スタンスの4象限』。経営者および経営陣のリーダーシップスタイルは4つに分類することができるという。それぞれの経営スタンスはどれに当てはまるのか、具体的な事例で学びながら「カルチャーの方向性」を定めることができる。
2つ目は、カルチャーを言語化する『7S』。マクドナルドやメルカリの事例を紹介しながら、マッキンゼー・アンド・カンパニーの「7S」をベースに、今の事業(ビジネスモデル)と組織(カルチャーモデル)の両輪を働かせるための仕組みづくりと、言語化の方法を説明している。
3つ目は、カルチャーを組織の内外に浸透させる『5A』。ピープルマネジメントを通して、カルチャーをどう浸透させていくのか、メルカリの事例とともに紹介する。ここではマーケティングのフレームワーク「5A」を転用して説明。
そのほか詳細な内容は同社プレスリリースから確認のこと。
変化の時代こそ「カルチャー」が組織の武器になると語る同書は、事業のためにできることが発見できる一冊になるのではないだろうか。
【目次】
0章 なぜカルチャーが重要になるのか
1章 カルチャーとは何か
2章 どういったカルチャーをつくるべきか
3章 カルチャーモデルをつくろう
4章 いかにカルチャーを言語化するか
5章 カルチャーの浸透のさせ方
6章 これからの経営とカルチャー
【書籍情報】
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判ソフトカバー/392ページ
ISBN:978-4-7993-2668
本体価格:1800円(税抜)
出典元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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