日本デザインスクールを運営する株式会社日本デザインは7月2日(木)~4日(土)の3日間にわたり、在宅勤務を経験した20代~40代の会社員1102人を対象として「在宅勤務と将来の対策に関する調査」を実施。8月、その結果を発表した。
在宅勤務におけるメリットおよびデメリット、また収入の不安を補う対策を検討しているかどうかについて聞いている。
回答者の3人に1人の割合で収入が減少、将来が不安な人は8割も
注目すべき点は、感染症拡大の影響によって収入に影響があったかどうかについて聞いた質問だ。「減少した(34.8%)」と回答した人が3割を超える結果が出ている。新型コロナウイルスが生活に与えた影響はやはり大きいようだ。
「将来への不安を感じる」と回答した人も約8割を占め、収入の変化に関わらず、コロナ禍で多くの人が漠然とした不安を抱えているのだろうと同社は推測している。
スキルアップのために勉強を始める人が増加中
将来の不安への対策としては、「スキルアップのための勉強(15.1%)」や、「新しいスキルの習得(14.6%)」、「副業(13.8%)」に取り組む人も多いことが分かった。
「とくになし」という回答も約4割を占めたが、半数以上の人が対策を考えて動き始めているようだ。
7割の人がオンラインでスキルを習得することに抵抗なし
スキルアップのための具体的な行動を問うと、「オンラインセミナーの受講」、「業務知識の幅広い獲得のため、外部研修を受ける」、「新しい技術を学ぶ」といった回答が目立った。
オンラインセミナーなど、感染リスクが少ない環境で知識を身に着けて対策しようと考えている人々が一定数存在していることが判明したという。
これに対して、オンラインでのスキル習得に抵抗がないかどうかを尋ねると、「抵抗がない」と回答した人が7割。別の質問で、「オンラインだけで理解できるのかどうか(47.0%)」、「対面でのレクチャーと比べて質が落ちないか(16.4%)」、「既存のネット環境で問題がないか(15.2%)」という不安を訴える回答があるものの、多くの人がオンラインでのスキル習得に抵抗がないことが分かったそうだ。
時間に余裕のあるうちに新しいスキルを身に着けて対策することで、新たな収入を獲得できるチャンスがあるとして、同社はオンラインでのスキル取得には一定のニーズがあるのではないかと推測している。
そのほか詳細については、同社プレスリリースにて確認ができる。
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