国内外500社以上にBtoBマーケティングサービスを提供するシンフォニーマーケティング株式会社は8月20日(木)、同社代表取締役である庭山一郎氏の著書「BtoBマーケティング偏差値UP」を、日経BPより発売する。
マーケティングを学ぶ機会に恵まれなかった日本企業
同書によると、マーケティングは「勝つための戦略」であり、企業の重要な経営戦略の1つだという。
戦後高い技術力と強い営業力により多くの売上を創造してきた日本のBtoB企業は、マーケティングを必要としない世界的に見ても稀有な存在だったそうだ。
しかしリーマンショックを機に、マーケティングに強い欧米企業との競合を強いられるようになり、長きにわたりマーケティングを学ぶ機会に恵まれずにきた日本企業の戦いは、竹やりでミサイルに挑むようなものだったとか。
今なおマーケティングを経営戦略として位置付ける企業は少なく、明確な戦略やノウハウがない中で、各部門が個々の活動やツール導入だけを先行しているとし、その結果、日本のBtoB企業のマーケティングは、企業の成長を押し上げる「売上貢献」という成果を出せずにいるという。
「マーケティング偏差値」を上げるために
マーケティング活動には、個々の活動が連携していない「部分最適」や、マーケティング部門が社内で孤立するという課題があるとする同書。
その最大の原因は、経営層も含めた企業全体のマーケティングレベルを示す「マーケティング偏差値」が、欧米のマーケティング先進国と比べて低いことだという。
そこで同書では、日本が欧米企業に圧倒的な差をつけられた歴史的背景とその負のメカニズムを解き明かすとともに、明確な経営戦略のもとでマーケティング・営業・ものづくり部門が連携した、理想的なBtoBマーケティングを実現するためのヒントを提供。
日本のBtoB企業のマーケティング偏差値を上げるためのノウハウが詰まった必読書だとしている。
世界最先端のマーケティングを日本に紹介
同社代表取締役および中央大学大学院ビジネススクール客員教授を務める庭山一郎氏は、1990年9月に同社を設立後、データベースマーケティングのコンサルティング、インターネット事業など数多くのマーケティングプロジェクトを手がけている。
1997年よりBtoBにフォーカスした日本初のマーケティングアウトソーシング事業を開始。製造業・IT・建設業・サービス業・流通業など各産業の大手企業を中心に国内・海外向けのマーケティングサービスを提供している。
海外のマーケティングオートメーションベンダーやBtoBマーケティングエージェンシーとの交流も深く、長年にわたって世界最先端のマーケティングを日本に紹介しているという。
<目次>
第1章 BtoBマーケティング、日本の通信簿
第2章 日本企業の実情
第3章 日本が遅れた理由、追いつけない要因
第4章 世界に追いつく戦略的思考
第5章 マーケティング偏差値を上げる
第6章 コト売りとデマンドセンター
第7章 その先のアラインメントへ
同書は8月20日(木)に2000円(税抜)で発売予定。BtoB企業の経営者・役員・事業責任者・営業責任者・経営企画責任者や、マーケティング戦略を企画・立案する人などを対象にした書籍だという。
その他詳細については同社プレスリリースで確認できる。
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