HOMECareer Runners 前職の経験を活かし新規広告サービス事業で活躍する若手社員に聞く、新規事業の営業において大切なこと

前職の経験を活かし新規広告サービス事業で活躍する若手社員に聞く、新規事業の営業において大切なこと

白井恵里子

2020/08/08(最終更新日:2020/08/08)


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南雲 美咲さん(提供:株式会社グライダーアソシエイツ)

一口で「営業」と言っても、色々なかたちがある。顧客と対面しての営業、昨今急増しているというインサイドセールス、そして長年愛されている商品・サービスを営業する仕事もあれば、新しく生まれた商品・サービスを提案するという新規事業の営業もある。

株式会社グライダーアソシエイツのcraft.事業局にて営業職に従事する南雲美咲(なぐも みさき)さんは、新規事業における若手営業パーソンとして活躍中だ。

彼女が向き合う、新規事業の営業ならではの難しさや重要な要素は何か。南雲さんを取材した。

ブランディング領域のマーケティングに興味

南雲さんは、2017年に新卒でweb広告代理店に入社。コンサルタントとしてリスティング広告(インターネット広告の一種)やSNS広告の運用業務からクライアント営業までを一貫して担当していたという。

2020年に同社に入社した後は、「craft.」という新規事業のメディア向き合い営業としてデジタル広告によるマネタイズのサポートに従事している。

craft.は、ユーザーがまさに"今"読んでいる記事に関連した広告の表示を可能とするアドネットワーク。2019年に提供を開始した、まだ新しい成長中のサービスだという。

ー転職した経緯、理由を教えてください。もともと営業を希望されていたのですか?

南雲さん:実は、当初は営業ではなく、広告運用担当のポジションとして採用面接を受けに行きました。

前職では主にリスティング広告の運用業務に携わっておりましたので、その経験を活かして、より幅広いデジタルマーケティングのスキルを身につけたいと考えたためです。

中でも、ブランディング領域のマーケティングに興味があり、グライダーアソシエイツは幅広い形でブランディングのソリューションを展開していて、新規事業であるcraft.も、ブランディングに強みを持つ広告サービスであるという所に非常に魅力を感じました。

craft.について理解を深めるうちに、このサービスの良さについてもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちが強くなり、メディア向き合いの営業のポジションにチャレンジしてみようと決めたそうだ。

オンライン会議の様子(提供:株式会社グライダーアソシエイツ)

アップデートを常に追う

ー新規事業の営業ならではの難しさとは?また、それを乗り越えるためにどのような工夫・努力をしていますか?

南雲さん:新規事業に携わる中で難しいと感じたのは(楽しい部分でもありますが)、速いスピードで変化するプロダクトに合わせて、自分自身も日々成長していく必要があるということです。

craft.はまだサービスを開始して1年ほどのプロダクトであるため、より良いものになるよう常に新しくアップデートされています。

そのアップデートされた機能について、パートナーであるメディア様に対してきちんと説明できるよう、しっかりキャッチアップしておく必要があります。

新しいことを学ぶ中でわからないことは沢山ありますが、わからないことに対して卑屈になるのではなく、好奇心を持って取り組むことによって、楽しみながら知識を身につけるようにしています。

南雲さんはさらに、自分が学んだことを勉強会で発表したり、まとめた文章を社内の人が閲覧できる場で共有したりと、アウトプットする場を自主的に設けることで、より自分自身の理解を深めるように心がけているという。

相手のことを知ろうとする気持ちが大切

ー営業を担当するうえで大切にしていること、意識していることは何ですか?

南雲さん:私の主な業務は、メディア様にサービスについて説明し、良さを知ってもらうことですが、一辺倒な提案に終始するのではなく、常に相手の立場になって考えることを心がけています。

商談では、相手が現状どういう課題を抱えているのかをヒアリングすることはもちろん、その担当者が、社内ではどういうポジションで、どういうミッションがあるのか、ということにも意識を向けて話を聞くようにしているそうだ。

南雲さん:例えば、その人が編集部の所属かデジタル部の所属かでミッションは異なるでしょうし、craft.に求めることも変わってくると思います。

そのため、相手が期待していることをきちんと把握し、本質的な提案ができるよう、相手のことを知ろうとする気持ちが大切だと考えています。

セミナー登壇の様子(提供:株式会社グライダーアソシエイツ)

配慮はいるけど、遠慮はいらない

まずは、担当しているcraft.の良さをたくさんの人に知ってもらい、多くのメディアに「craft.を使って良かった」と言ってもらえることが目標だという南雲さん。

そのために、自分自身もデジタル広告やメディア運営についての知見を深め、顧客(メディア)にとって、アドネットワークの担当者という立場だけではなく、"ともに課題を解決するパートナー"という形で信頼を寄せてもらえる人間になりたいという。

南雲さん:今は、メディア様と同じ目線で会話ができるよう、メディア向けの広告管理プラットフォームであるGoogle アドマネージャーについて目下勉強中です!

南雲 美咲さん(提供: 株式会社グライダーアソシエイツ)

ー新規事業の営業に従事している(目指している)ビジネスパーソンに向けてアドバイスをお願いします。

南雲さん:新規事業に携わるということは、自分の成長を加速させるのに最適な機会だと思います。

たとえ新人であっても、ただ与えられた仕事をこなすのではなく、事業を引っ張るメンバーの一人だという意識を持って、前のめりに行動することが自分の成長に繋がると思います。

また、入社当初、わからないことが恥ずかしいという気持ちから、なかなか質問をできずにいた私に対して、先輩から「配慮はいるけど、遠慮はいらない」という言葉をいただきました。

仕事をする中で、どうしてもわからないことや納得できないことはあると思いますが、遠慮はせず、ただ最低限の配慮は忘れずに、社内の人に自分の疑問や意見を率直に伝えることが大切だと思います。

失敗を恐れずに、一緒に頑張りましょう!

進化を続ける新規事業とともに、自身の成長も加速させている南雲さん。

営業として"売り込む"だけでなく、相手の立場になって「ともに課題を解決するパートナー」となるため、努力を怠らない姿勢が印象的。営業パーソンとしての今後の活躍が楽しみだ。

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