株式会社日経BPは、世界的なベストセラー書籍「嫌われる勇気」の著者・岸見一郎氏が、初めてリーダー論を説いた新書「ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解」を発売した。
“上から目線”の上司像や、従来の部下指導の「常識」を覆す、逆説のリーダーシップ論を紹介している。
ベストセラー「嫌われる勇気」著者の新刊
著者は、ベストセラーになった書籍「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」(古賀史健・共著)の岸見一郎氏。
同氏がリーダーシップ論を展開する今回の新刊では、従来しばしば見られたような、「強いリーダーは、カリスマがあり、部下をぐいぐい引っ張る」「ほめて育てないと部下は伸びない」「部下をしつけるためには、ときに叱ることも必要だ」といった、これまでの「部下指導の常識」をすべて否定。“上司であることに自信がない人こそ、よきリーダーになれる”としている。
<本文より>
「リーダーと部下は「対等」であり、リーダーは「力」で部下を率いるのではなく「言葉」によって協力関係を築くことを目指します」
「天才であったりカリスマであったりすることは必要ではなく、むしろ民主的なリーダーシップには妨げになるといっていいくらいです」
「民主的なリーダーになるためには時間と手間暇がかかります。しかし、努力は必ず報われます」
現役経営者から共感の声
また、同書には、さまざまな業界の現役経営者から共感の声が寄せられているという。
その一例を挙げると、「リーダー論でおちこみたくなかった。おちこむ必要はなかったようだ」(ほぼ日社長・糸井重里氏)、「多様性に対応できない昭和型リーダーシップに代わる答えが、ここにある」(サイボウズ社長・青野慶久氏)、「リーダー像は多様化しており、時代とともに求められているリーダーの性質は変わり、もっといえば、誰でもなろうと思えばなれるし、一人ひとりがリーダーにならないとならないんだと思います。世の中をよりよくするために。」(面白法人カヤックCEO・柳澤大輔氏)など。
【書籍情報】
◆タイトル:ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解
◆著者:岸見一郎
◆定価:1600円(税抜)
◆サイズ・ページ数:四六判・224ページ
これからリーダーを目指していこうと思っているビジネスパーソンには、一度は手に取ってみたい一冊といえそうだ。
詳細については、同社プレスリリースを参照。
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