公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島イノベ機構)が、福島イノベーション創出プラットフォーム事業「Fukushima Tech Create」の「ビジネスアイデア事業化プログラム」の委託企業に採択した株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)。
同社によると、福島県浜通り地域など15市町村からなる「福島イノベ地域」において、重点6分野で起業や事業化などの新たなチャレンジをサポートする「ビジネスアイデア事業化プログラム」への参加者を募集中だという。
福島イノベ地域で起業を目指す企業や個人を支援
福島イノベ機構とは、東日本大震災および原子力災害により、産業基盤が失われた福島県浜通り地域などの復興と再生を目的に設立された公益財団法人。
「Fukushima Tech Create」は、福島イノベ地域において起業や創業を目指す企業や個人を支援する、実績豊富な専門事業者支援プログラムであり、最大1000万円の助成金および、行政機関や金融機関、大学など「Fukushima Tech Create サポーター」による事業展開、情報発信サポートを行うとしている。
支援プログラムは、ビジネスアイデア事業化プログラム、地域未来実現プログラム、アクセラレーションプログラムの3つから構成され、同社が委託されたのは、ビジネスアイデア事業化プログラムである。
重点6分野で起業などにチャレンジしたい人を募集
同社では福島イノベ地域において、重点6分野で起業や事業化など新たにチャレンジしたい企業や個人を、福島を中心とした東北地域および、首都圏を中心とした東北地域以外から募集し、起業・創業へ向けた支援を実施していくという。
「ビジネスアイデア事業化プログラム」では、事業化のためのワークショップ、伴走型個別メンタリング、ピッチイベントを提供するとしている。
新たなビジネスのアイデアや技術を活かしたい企業や個人で、「福島の復興・再生に貢献したい」「福島で起業・新規事業をしたい」「福島のシーズや資源を利用したい」といった希望者を募集中である。
同プログラム概要
同プログラムにて募集するのは、福島イノベ地域において、重点6分野で起業や事業化を試みたいとする企業や個人だが、廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙がこの重点6分野に該当する。
福島イノベ地域とは、福島県浜通り地域に位置するいわき市・相馬市・田村市・南相馬市・川俣町・広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村・新地町および飯舘村の15市町村のこと。
募集期間7月10日(金)~8月11日(火)で、プログラム実施期間は本年9月上旬~2021年1月末を予定している。
募集対象・応募条件は、福島県イノベ地域に既に立地している、または、同地域に根差し将来的なビジネス展開を行う意思のある個人や企業など。
技術シーズが廃炉、ロボット・ドローンなど、前述の6分野のいずれかに当てはまること、期間中の全てのプログラムへの参加が可能であることだという。
その他応募に関する詳細や、同プログラムのオンライン説明会の様子は同社ニュースリリースで確認できる。
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