HOMESDGsへの取り組みの成果を可視化し企業価値向上へ、「インパクト評価と社会イノベーション」発売中

SDGsへの取り組みの成果を可視化し企業価値向上へ、「インパクト評価と社会イノベーション」発売中

さえきそうすけ

2020/07/16(最終更新日:2020/07/16)


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法律関連出版物、各種データベースを扱う第一法規株式会社は、書籍「インパクト評価と社会イノベーション―SDGs時代における社会的事業の成果をどう可視化するか―」を発売中だ。

CSRやSDGsの成果を可視化「インパクト評価」

本書はCSRやSDGsに取り組む上で重要な、社会的事業と一連のアウトカムとの因果関係を対象になされる評価である「インパクト評価」について解説し実例を紹介。

CSRやSDGsへの取組みの成果を可視化するインパクト評価について、最新の理論や実例に基づいたケーススタディを収録しているという。

同社によると、近年、財務情報だけでなく環境や社会・ガバナンス要素も考慮した投資である「ESG投資」など、社会的成果と財務的リターンを共に目指す「インパクト投資」が世界的に拡大しているという。

投資や費用対効果に関して、アカウンタビリティが求められる一方、CSRやSDGsへの成果が可視化されていないという課題を抱える企業も多いとか。

インパクト評価を導入することで、CSRやSDGsへの取組みを客観的、定量的に評価することができ、企業の価値向上を実現できるとしている。

本書概要

インパクト評価の基本理解や世界的潮流、活動可能性などを集約し、基礎から最新理論までを学べるという本書は、定価3190円(税込)で発売中だ。

SDGsや環境担当者はもちろん、今後起業を考えている人やSDGsに興味のある人も、CSRやSDGsへの取組みの成果や有効性を可視化できるインパクト評価について、理解を深めることができるだろう。

<目次>(敬称略)

序章  インパクト評価の現代的意義-社会的プログラムの有効性・効率性を評価する/関 正雄

・第1部 インパクト評価を理解する(理論編)
第1章 インパクト評価とは何か/塚本一郎
第2章 インパクト評価と費用便益分析/大野泰資
第3章 インパクト評価とSROI/塚本一郎

・第2部 環境・医療・産業振興分野におけるインパクト評価(分野編)
第4章 自然環境分野における社会的インパクト評価/西田貴明・遠香尚史
第5章 保健医療分野におけるインパクト評価の政策利用/西村万里子
第6章 社会インパクト評価の産業振興施策の成果測定への応用/片桐豪志・木村悦久

・第3部 インパクト評価と社会イノベーション(応用編)
第7章 インパクト評価とSDGs・ESG 投資/関 正雄
第8章 成果連動型契約とインパクト評価/塚本一郎
第9章 EBPM とインパクト評価/大野泰資

・第4部 ケーススタディ
「環境省による経済価値評価の事例」「英国のソーシャル・インパクト・ボンドの事例等を踏まえて」「損保ジャパン『SAVE JAPAN プロジェクト』のSROI評価」など、全5つのケーススタディを紹介。

尚、本書の詳細に関しては同社プレスリリースで確認できる。 

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