HOMEビジネスパーソンこそ必読!古典新訳文庫「文学こそ最高の教養である」7月15日(水)・16日(木)発売

ビジネスパーソンこそ必読!古典新訳文庫「文学こそ最高の教養である」7月15日(水)・16日(木)発売

さえきそうすけ

2020/07/15(最終更新日:2020/07/15)


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株式会社光文社は新書「文学こそ最高の教養である」を7月15日(水)に主要各電子書店にて電子版を、また7月16日(木)に紙書籍を発売する。

これに先駆け、紀伊國屋書店の電子書籍アプリ「kinoppy」では先行販売を開始しており、電子書籍フェアも実施中だ。

紀伊國屋新宿本店で人気の読書会を1冊の本に

光文社古典新訳文庫では、紀伊國屋書店「Kinoppy」と共催して、紀伊國屋書店新宿本店で読書会を開催。

同文庫の創刊編集長である駒井稔氏は毎回、様々な翻訳者を招き読書会を実施してきたが、読書会は通算60回を超え同店舗で人気のイベントだという。

この度、この読書会を1冊の本にまとめた光文社新書「文学こそ最高の教養である」を発売するとしている。

社会や人間を広く深く知るのに役立つ文学

社会を、人間を、広く深く知るのにもっとも役立つのが「文学」であるとする同書。

混迷する現代において指針を求めて生きる人々にとって、文学は即興性のない教養として、魅力的かつ有用だとしている。

登場人物も作者も、私たちと同じような世界に生きていた隣人である一方、「古典文学は敷居が高い」と思われがちとか。

現代の読者に読みやすい日本語で綴られた新訳シリーズ「光文社古典新訳文庫」を立ち上げた駒井氏は、その道の専門家である翻訳者たちに、初歩的なことを含めて話を聞いたのだが前述の読書会だという。

読書会の刺激的で濃厚な部分を再現

同書は紀伊國屋書店新宿本店で続く大人気イベントを書籍化したもので、イベントのもっとも刺激的で濃厚な部分を再現したとしている。

<目次>(一部抜粋、敬称略)

・I フランス文学の扉 フランス文学への入り口(駒井)

第1夜 プレヴォ「マノン・レスコー」

自由を求め、瞬間に賭ける――フランス恋愛小説のオリジン │ 野崎 歓

他、ロブ = グリエ「消しゴム」、フローベール「三つの物語」、プルースト「失われた時を求めて」

・II ドイツ文学の扉 ドイツ文学への入り口(駒井)

第5夜 トーマス・マン「ヴェネツィアに死す」「だまされた女/すげかえられた首」

謹厳な作家が描くエロスの世界・三部作 │ 岸 美光

他、ショーペンハウアー「幸福について」

・III 英米文学の扉 英米文学への入り口(駒井)

第7夜 デフォー「ロビンソン・クルーソー」

百カ国以上で訳された「イギリス最初の小説」の持つ魅力 │ 唐戸信嘉

他、オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」、メルヴィル「書記バートルビー/漂流船」

・IV ロシア文学の扉 ロシア文学への入り口(駒井)

第10夜 ナボコフ「カメラ・オブスクーラ」「絶望」他、ドストエフスキー「賭博者」

・V 日本文学・アフリカ文学・ギリシア哲学の扉 日本文学・アフリカ文学・ギリシア哲学への入り口(駒井)

第12夜 鴨長明「方丈記」他、アチェベ「崩れゆく絆」、プラトン「ソクラテスの弁明」

同書は定価1400円(税別)で発売。同書詳細および先行販売関連のフェアについては同社プレスリリースで確認できる。

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