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創業123年の織元が「博多織のネクタイ」を開発、オンライン展示会を7月13日より開催

長澤まき

2020/07/13(最終更新日:2020/07/13)


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創業123年の博多織元OKANOは、博多織の伝統的な技によるネクタイを開発した。

新商品のオンライン展示会を7月13日(月)~31日(金)に予約制にて開催。また、東京と福岡でオフライン展示会も行う。

織物の技術をネクタイに

博多織は、1241年の鎌倉時代に始まった日本でも最も古い工芸品の1つで、国の伝統的工芸品にも指定されている。

その織元であり、皇室御用達・内閣総理大臣賞受賞などの実績を持つ同社が、これまで培ってきた技を使って、自分たちにしかできな特別な織物でネクタイを製作した。

かつてエルメスが馬具の技術をバッグに転用したように、織物の技術をネクタイやストールに転用。それにより、博多織をファッションアイテムやギフトとして進化した伝統工芸品として新しい生活様式に取り入れて身近に感じてもらうことを狙う。

意味のある「紋様」を織り込む

博多織のネクタイ「衿結(えりゆい)」のコンセプトは“日本を結ぶ”。

「献上博多」「葛飾北斎」「五徳」「龍神」のシリーズを展開。織り込んでいる紋様にはすべて意味があるという。

神代から“結び”は物事を生み出し、厄を払い、吉祥を呼び込む儀式であり、全ての紋様には平和を願う祈りが込められてきた。着物を着ることが少なくなった現代にネクタイを「衿結」として身につけてもらい、日本の伝統文化を伝えてほしいと願っているという。

職人技の文化を継承へ

織物の技術をネクタイ等に転用し、デジタル・トランスフォーメーションに適応することで、深刻化している職人技の継承問題を打破する。

オンラインでの流通開拓を進める最初の取り組みとして、オフライン展示会と合わせて、初のオンライン展示会を開催。オンライン展示会では、5代目の岡野博一さんが自らものづくりのこだわりや商品紹介を行う。

日本の伝統文化を進化させた新しいファッションアイテムを、ビジネスや生活に取り入れてみてはいかがだろうか。

【オンライン展示会】
・日程:7月13日(月)~7月31日(金)
・予約制(予約方法は、同社プレスリリースを参照)

【オフライン展示会】
・OKANO 博多リバレイン店/7月21日(火)~22日(水)
・OKANO GINZA SIX店/7月27日(月)~29日(水)

出典元:OKANO/衿結
出典元:OKANO/ネクタイ展示会

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