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企業が海外展開で取るべき行動がわかる!グローバル・リスクを3つの約束で整理した「グローバル・リスクマネジメントの本質」発売中

さえきそうすけ

2020/07/10(最終更新日:2020/07/10)


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法律関連出版物や各種データベースを提供する第一法規株式会社は7月8日(水)、書籍「企業は社会の公器 グローバル・リスクマネジメントの本質~ステークホルダーとの「3つの約束」がビジネスを支える~」を発売した。

同書は、海外展開を進める企業の経営者や現地法人責任者、担当責任者に向け、グローバル・リスクを3つの「約束」で整理し、具体的な対応方法や予防策の実例を示すとしている。

海外進出増加の一方撤退企業も増えている

同社によると、グローバルなサプライチェーン構築など、企業の海外進出は増加を続けているという。

経済産業省の調査(海外活動基本調査、2018年7月実施)によれば、海外の現地法人数はこの10年で約1万7000社から約2万5000社に増加し、進出企業の約60%を中堅・中小企業が占めているとも。

一方で、海外から撤退する企業も毎年増加傾向にあり、海外贈収賄違反や競争法違反、為替法違反、労働問題といった「グローバル・リスク」に基づく不祥事による失敗も後を絶たないそうだ。

海外ビジネスを支える3つの約束

同書はグローバル・リスクマネジメントの現実を、3つの約束(社会との約束、社内との約束、第三者との約束)の観点から理解できるとしている。

「社会との約束」とは事業関連法令、ガイドライン、外郭団体コード、社会慣習等のこと。「社内との約束」は経営理念や定款、産業規制、各種社内規定等であり、「第三者との約束」は取引先、委任先等との契約上の交渉経過、紛争処理等が該当する。

経営者、現地法人責任者、本部の海外担当責任者向け

海外進出はチャンスでもリスクでもあるとし、経営者としての心構えや、何に注意し誰に相談すればよいかわからないといったリーダーにお薦めの1冊だという。

経営者として、どう考え、体制をどう構築し、どう関係者に伝えていくべきかが疑似体験できるそうだ。

また、法務などの担当経験のない現地法人責任者は、現地の法律にも精通しておらず不安だろう。本書は、過去に起きた不祥事をもとに、海外担当責任者と現地法人責任者の会話を再現。具体的な行動のとり方がわかる。

他にも、現地と連携しながらどうリスクに対応すべきかといった予防策に悩んでいる国内の海外担当責任者も、組織のあり方や国内本部の関わりが理解できるとしている。

本書概要

第1章の総論部分では、世界の動向とグローバル・リスクを「3つの約束」で整理し、どう行動しどのように契約等を結ぶか解説。

第2章は、著者の企業における実体験をもとに、海外の子会社という想定で、社長の思いや組織の立上げ、実務を推進する国内の海外担当責任者(取締役・総務部長を想定)との会話をストーリー仕立てにし再現し、疑似体験できるとしている。

第3章では、過去に起きた不祥事を取り上げ、国内の海外担当責任者と現地法人責任者の会話をストーリー仕立てに再現し、具体的な行動や対応方法への理解を促し、疑似体験できるという。

<目次>

・第1章 グローバル社会における正しい企業経営~グローバル・リスクマネジメントへの道~

・第2章 「正しい経営」を支えるグローバル・リスクマネジメント

・第3章 グローバル・リスクマネジメントの進化と「正しい経営」の更なる確保を目指して


同書は3300円(税込)で発売中。商品紹介ページその他詳細については同社プレスリリースで確認できる。

 

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