株式会社学情は、新型コロナウイルスの感染拡大やテレワークの推奨を受け、20代の仕事観や転職意識をひも解くためアンケート調査を実施。6月29日(月)、調査の結果を発表した。
調査は6月18日(木)~6月23日(火)の期間中、20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者837人を対象に行ったもの。
テレワーク経験者の3/4が収束後もテレワークを希望
同調査の有効回答数837人のうち、緊急事態宣言中にテレワークを実施した人は219人、実施していない人は618人。
テレワークを実施したという219人に、新型コロナウイルス収束後も引き続き実施したいか質問すると、「ぜひ実施したい」51.6%、「どちらかと言えば実施したい」24.7%となり、76.3%が「実施したい」と回答したという。
理由としては、「通勤時間を有効活用できるから」「実際にテレワークをしてみたら、問題なく業務を進めることができたから」などがあがった。
ただし、テレワークに前向きな人からも「業務を進める上でメリットもデメリットもある」「常にテレワークだと業務を進めにくい」という指摘もあり、「テレワークと出社を上手に組み合わせたい」という意向が伺えると、同社では分析している。
ハイブリッド型教育が必要か
一方、約4分の1の人は、新型コロナウイルスの収束後のテレワークに慎重な姿勢を見せている。
慎重派からは、「エンジニアなのでスキル習得が必須。自走することも大切だけど、直接指導してもらいたい」「営業職なのでお客様と対面で商談したい」という声があったという。
20代は仕事で経験を積みながら、仕事の進め方や社内の人間関係を構築、スキルを習得していく年齢層なので、企業側には、オンライン研修や出社した際のフォローなど、テレワークと出社を組み合わせた「ハイブリッド型教育」が求められるとしている。
半数以上が「その日やるべき仕事を明確にする」を意識
テレワークの際に意識していることについて尋ねると、51.1%が「その日やるべき仕事を明確にする」と回答し最多に。
次いで「オンオフの切り替えを意識する」が49.8%で、時間の使い方を意識している人が多いことがわかったという。
コミュニケーションに関しては、「上司への報告や相談を小まめにする」が34.2%で、「同僚と意識的にコミュニケーションをとる」の17.4%を上回り、20代はテレワークの際、同僚よりも上司とのコミュニケーションを意識していることが明らかになった。
加えて、テレワークの際に不安に思うことを尋ねると、「運動不足」が42.5%と最多。次いで「上司にどう評価されているか分からない」42.0%、「文字だけのコミュニケーションでは伝わりにくい」40.2%となったという。
【関連記事】
宿坊でテレワークができる!宿泊も可能な「お寺ワーク」が本格始動、予約受付をスタート
株式会社シェアウィングは、寺院をワークスペースとして利用する「お寺ワーク」の予約サイトを開設。6月22日(月)より、予約受付を開始した。 テレワークしながら宿坊を体験 同社は、寺院の...
商談は質疑応答を中心に…withコロナ時代に求められる「オンライン営業ノウハウ」を公開
フルリモートを前提としたマネジメントを実施し、新型コロナウイルスの発生前からオンラインでの営業を実施していた株式会社ニットは6月17日(水)、「オンライン営業ノウハウ・マネジメント術」を公開した...
6割超が働き方の価値観に変化あり、副業・複業・独立に関心ありも4割|株式会社アントレしらべ
独立開業支援を行う株式会社アントレは5月、新型コロナウイルス感染拡大の影響下における働き方の意識変化に関する調査を実施。現在その結果を公開している。 同調査は全国の20代以上の働く男女57...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう