日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、「英語のスピーキングに関する実態と意識」について、全国の20代~50代のビジネスパーソン男女500人を対象に調査を実施。その結果を6月8日(月)に公開した。
調査は2月19日(水)~2月26日(水)にインターネットを介して行い、学習方法を問わず、現在英語学習をしている人を対象に、東京都及び政令指定都市にて行った。
英語で話すことが好きな人は約85%、一方苦手が約52%
調査結果によると、ビジネスパーソンの85.2%が「英語で話すことが好き」と回答している一方、実際に英語で話すことが得意な人が47.8%に対し、苦手な人も52.2%と拮抗していたという。
英語で話すことが好きな理由は、1位が「外国人と意思疎通ができるから」、2位「外国人と親しくなれるから」、3位が「新しい言語を学ぶこと、話すことが好きだから」という結果に。
英語を話すことが苦手な理由を尋ねると、「語彙力に自信がないから」という回答が一番多く、次いで「流暢に話せないから」「発音に自信がないから」という回答が続いた。
また5割以上が、4技能のうち「スピーキングが一番難しい」と回答。一番伸ばしたい技能についても、6割以上が「スピーキング」と答えたという。
「発音に自信がないから英語で話したくない」が6割以上
英語を話すことが苦手な理由の「発音」について尋ねると、自身の英語の発音に対して、「自信がない(21.4%)」と「どちらかといえば自信がない(34.2%)」を合わせ、半数以上が英語の発音に「自信がない」という結果に。
そのために「英語で話したくない」と思ったことがある人は64.4%にのぼったという。
それだけに、ネイティブのような発音に憧れる人は多いようで、90%が「ネイティブのような発音で話せるようになりたい」と思っていることが明らかに。
さらに、ネイティブのような発音で話すことができるようになったら、「積極的に英語で外国人に話しかけたい」と思っている人は89.2%にのぼるとしている。
9割が「ネイティブみたいな発音で仕事もスムーズに」
続いて仕事で英語を話す機会がどれくらいあるのか尋ねたところ、「ほぼ毎日ある」が17.4%、「週5~6日程度ある」が11.8%、「週3~4日程度」が16.5%、「週1~2日程度」が37.8%という結果に。
16.5%が「英語を話す機会はほとんどない」と答えたという。
「仕事で英語を使う」と答えた人に、ネイティブのような発音で話せれば仕事がスムーズになるかどうか尋ねると、「思う」「どちらかといえば思う」との回答が91.4%にのぼった。
同協会は、多くのビジネスパーソンが、ネイティブのような発音で話すことができるようになったら、もっと仕事がスムーズになると分析。
また、外国人と意思疎通をはかるために大切なのは、1位が「伝えたいという気持ち(25.8%)」、2位が「語彙力(23.4%)」、3位が「発音(22.4%)」という結果になったという。
【関連記事】
TOEIC運営団体が公式問題を無料公開へ、6月28日にはYouTubeで「TOEIC公式模擬受験」を開催
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)の公式問題を、6月22日(月)~8...
スピーキングの添削が毎日受けられる!英語のスピーキング力向上に特化した「スピテン」スタート
株式会社プログリットは6月8日(月)より、毎日英語のスピーチ添削を受けることができ、スピーキング力の向上をはかる新サービス「スピテン」をスタートした。 スピテンは、利用者のスピーキングにお...
最短1カ月で英会話初心者を卒業!必要な基本フレーズを感覚的に学べる「英会話プログラム」が登場
ビズメイツ株式会社は、ビジネス特化型オンライン英会話「Bizmates(ビズメイツ)」にて、受講開始から最短1カ月で英会話初心者を卒業できる新プログラム「Bizmates starter(ビズメ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう