株式会社スコラ・コンサルトは、書籍「オフサイトミーティング 仕事の価値を高める会議」を6月5日(金)に発売した。
「気楽にまじめな話をする」をコンセプトとした、同社が考案した話し合いの手法の1つであるオフサイトミーティングの手法を、初めて書籍化した。
ありのままに話し合い、関係性をつくる
オフサイトミーティングは、論理的に問題を分析して対策を考えていく問題解決型の話し合いではなく、参加者が感じていることや経験、思いなどをありのままに話し合い、相談や協力がしやすくなる関係性を構築する。
この安心して話し合える状態を基礎として、チームとしての一体感や創造的な活力を生み出し、コミュニケーションの改善・チーム力向上・対話習慣の醸成・主体性の喚起はもとより、事実を多面的にとらえる見方・目的を考える習慣・仕事を本質的に見直す思考を促し、創造的で変化に強いビジネスをつくるという。
仕事の価値・会議の生産性を向上へ
今回、同社がこれまで、企業コンサルティングの中で展開してきた同手法のエッセンスやノウハウを、もっと多くの企業人に知ってほしいと考え、出版を決意した。
多くの企業でリモートワークが導入され、コミュニケーションのあり方が見直される状況の中、今まで顧みられることのなかった雑談のようなコミュニケーションこそが、ニューノーマルの時代の仕事の価値や会議の生産性を高める方法なのだという。
考え方・手法・実例などを紹介
同書では、個々の感情や想いなどの非データ系情報をやり取するオフサイトミーティングのノウハウを紹介。一見非効率的に見えるかもしれないが、同社の経験では、非データ系情報を出し合った方が、かえって話し合いの質が高まり、生産性が向上したそうだ。
また、コーディネーターに必要な7つのスキルの解説や、場の質を上げる質問集も収録。実際に同手法を導入して仕事の価値をあげた企業の実例も紹介している。
【目次】
・発刊によせて 柴田昌治
・はじめに
・第1章 オフサイトミーティングとは何か
・第2章 オフサイトミーティングを準備する
・第3章 オフサイトミーティングをやってみよう
・第4章 参加者の話を引き出し、深めるコーディネートのやり方
・第5章 オフサイトミーティングを振り返ってフォローする
・第6章 嵐にそなえる
・第7章 オフサイトミーティングの実践例
フラットな環境で本音・本気で話し合い、新たな発想を生み出す同手法は、社内での会議のみならず、様々なビジネスに応用できそうだ。
【オフサイトミーティング 仕事の価値を高める会議】
・価格:1600円(税別)
・判型:46判
・ページ数:240ページ
・全国の書店およびインターネット通販等にて販売。
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