店舗の企画・設計・施工を行う株式会社モデレージは、BtoCマッチングプラットフォーム「Re.Store(リストア)」のサイト製作に向け、CAMPFIREにてクラウドファンディングを開始している。
「Re.Store」は閉店店舗で使用されていた家具や備品、建材などあらゆるモノを購入できるマッチングプラットフォームだという。
不要になった家具や建材を譲るという選択肢
同社によると、店舗ビジネスでは事業がうまくいかなくなると、閉店や改装の度に解体工事で多くの家具や建材が捨てられるという。
まだ使えるけれど倉庫に保管するための維持費や輸送費がかかるので、やむを得ず捨てられるケースが多いとか。
今般の新型コロナウィルスの影響により、閉店に伴う解体依頼を数多く受ける中で、「家具や建材を欲しい人に譲れれば…」との思いから、店舗向けガレージセールサイト「ReStore」が生まれたそうだ。
同社は、この取り組みが広まれば地球環境はもちろんのこと、ビジネス環境やデザイン環境においても明るい未来が開けるとしている。
閉店時の原状回復費用および初期投資の負担を軽減
同プロジェクトの社会的影響としてはまず、閉店時の原状回復費用の負担軽減がある。
使用していた家具や建材などを販売できるようにすることで、テナント返却時の原状回復費用の負担軽減が可能となり、多くのオーナーを救うことができると考えられる。
一方、新規出店者やオフィスを持ちたいと願う起業家などの初期投資の軽減というメリットも。閉店する店舗から家具や備品を引き継ぐことで、新規出店時の初期投資を抑えつつ、好みの店を持つことが可能としている。
また、店舗ビジネスの閉店に伴い多くの家具や建材が焼却処分され、大気中に放出される二酸化炭素が地球温暖化を加速してきたが、捨てずに必要な人へ繋ぐことで地球環境の改善にも貢献できる。
同プラットフォーム構築に向け、同社では現在クラウドファンディングで資金を集めている。詳細については同社プラスリリースで確認できる。
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