ITインフラの構築や設計、システム開発などを行うディースタンダードは、全国の自治体の約3万件の課題に対し民間企業が課題解決を提案できる全国初のマッチングサービス「官民クラウド」を提供している。
自治体と民間企業のギャップを解決
同社によれば、「官民連携」が叫ばれて久しいが、実際に提案した企画を実現させるところまで持っていくのはなかなか難しいという。
官民クラウドは地域課題解決のきっかけを作り、日本をより良くしたいという思いから開発された新しいサービスだ。同サービスでは自治体の持っている課題や企業の持つ技術・サービスなどをデータベース化し、双方が閲覧できるようになっている。
自治体の利用は無料で、民間企業は全国1724カ所の自治体の課題情報の中から提案を行うことができる。無料のオンライン説明会や、元自治体職員による企画添削サービスもあり、よりスムーズに企画を実現することが可能だという。
同社によれば、自治体の課題のデータベース化は全国で初の試み。リリース以降、すでに多くの企業が導入を進めており、自治体側も民間から寄せられる解決策に期待が高まっているそうだ。
課題山積の自治体を応援
同社によれば、自治体には今までも都市部への人口流出や税収の減少、生活水準の低下など様々な課題があったという。そこに新型コロナウイルス感染症による様々な問題が加わり、もはや自治体だけで解決することが困難になってきているところも少なくない。
このようなサービスで官民の連携がスムーズになれば、未曾有の国難を乗り越えられるかもしれない。今後の動きにも注目していきたい。
【関連記事】
SDGs理解に役立つ書籍「SDGsの基礎」「SDGsの実践 自治体・地域活性化編」のKindle版が発売
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学は2月29日、持続可能な開発目標であるSDGsについての書籍「SDGsの基礎」「SDGsの実践 自治体・地域活性化編」のKindle版を発売したことを...
官民連携に特化したデジタルプラットフォーム第1弾「パブシェア」が始動
HR Techを掲げる株式会社Public dots & Company(パブリックドッツ・アンド・カンパニー)は、官民連携デジタルプラットフォームの第1弾として、官民連携に特化した専門...
新型コロナウイルスで経済を止めないために、企業間でプロダクトやサービスを紹介し合うプロジェクトが発足。発起人が明かす仕事術とは
株式会社ラフールは4月8日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、企業活動や経済活動を前に進めるため、企業間でプロダクトやサービスを紹介し合うプロジェクト「Interactive ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう