クックパッド株式会社は5月19日(火)、横浜農業協同組合(JA横浜)、神奈川県信用農業協同組合連合会(JA神奈川県信連)、農林中央金庫(農林中金)との連携を発表。これにより同月22日(金)、生鮮食品EC「クックパッドマート」において横浜市内の農畜産物・食材の販売を開始する。
生産者と消費者をつなぐ生鮮食品EC
「クックパッドマート」は、生産者と消費者をつなぐ生鮮食品ECプラットフォーム。地域の生産者が販売する食材を、1品から送料無料で、出荷当日に新鮮な状態で受け取り場所へ配送し利用者へ届けるというオンラインサービス。
専用アプリから注文した商品は、東京都23区・神奈川県横浜市・川崎市に約100箇所設置されている専用の生鮮宅配ボックス「マートステーション」の中から好きな場所を選び、好きな時間に受け取ることができるという。4月からは、一部地域において有料で自宅への宅配サービスも開始した。
JA横浜のセンター内に共同集荷所を設置
このたびの連携により、JA横浜の営農経済センターみなみ集荷場にクックパッドマートの共同集荷所を設置。市内の農家が生産した横浜産の農畜産物・食材を5月22日(金)より販売開始する。
また、JA横浜の運営する他の施設・直売所にも設置を推進していくほか、同センターの共同集荷所を活用し、JA横浜以外の地域生産者・販売者向けの共同集荷サービスも順次開始する予定だ。
「#おうちで楽しもう」マルシェでフェア開催
JA横浜の出店を記念して「クックパッドマート」内で毎週末に開催している「#おうちで楽しもう」マルシェにて、5月22日(金)~5月24日(日)まで、「#横浜・湘南ファーマーズマルシェ」を開催。
JA横浜や横浜・湘南地区の生産者が出店し、青果や加工品のほかジビエも出品されるなど、地域の新鮮な食材を購入することができるという。
今回、都市型の農協であるJA横浜と連携することで、横浜全域の生産者が「クックパッドマート」に出店して、地域の消費者に食材を販売できる環境を整えた。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、道の駅や直売所の休業、マルシェの中止、飲食店への卸が減少し、苦境にさらされる生産者の支援になるほか、販売機会の拡大にもつながるという。
買い物の時間がなかなか確保できない共働き・単身世帯の人が直売所で販売されている食材を購入できるようになるなど、生産物の地産地消が一層進展することができそうだ。
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