1月～4月「国内スタートアップ資金調達額ランキング」注目は、累計資金調達額300億円突破のPaidy｜STARTUP DB調べ

鈴木京

2020/05/19（最終更新日：2020/05/19）

目次: +決済サービス「Paidy」に注目; +新興国向け小口融資サービスが12位にランクイン

成長産業の起業支援をするフォースタートアップス株式会社では、継続的に調査を行い、同社が運用する「STARTUP DB （スタートアップデータベース）」にて、調査結果を公開している。

同社は取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出し、2020年1月から4月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング」を5月15日（金）に発表した。

決済サービス「Paidy」に注目

今回注目すべきは、カードのいらないカンタン決済サービス「Paidy」を提供するPaidy。第三者割当増資により伊藤忠商事から52億円の資金調達を実施し、ベルフェイスと並んで4位にランクイン。

伊藤忠商事からの累計資金調達額は100億円を突破しており、累計資金調達の総額は融資を含め300億円に到達。国内スタートアップ最大規模の累計資金調達額となった。

調達資金は事業拡大のための財務基盤の強化に充てられる見込みだという。

新興国向け小口融資サービスが12位にランクイン

新興国向け小口融資サービスを展開する、五常・アンド・カンパニーは、今年2月に行われたクレディセゾンを引受先とした900万米ドルの融資契約に加え、4月に約13億4200万円（プレスリリース記載の合計調達金額23億3000万円より推計）を調達。合計で23億3000万円の資金調達を達成し、12位にランクインした。

今ラウンドでは、セブン銀行やSBIホールディングス、クレディセゾンのほか、個人投資家複数名が参加。調達資金は、今後のアジア・アフリカ地域における拠点拡大に用いられるという。

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