株式会社学情は、新型コロナウイルスの感染拡大防止によりテレワークが推奨されている昨今、テレワークの実施が20代の転職意識にどのような変化をもたらしているのかアンケートを実施し、5月7日(木)にその結果を発表した。
調査は4月21日~4月24日の4日間、同社が運営する20代専門転職サイト「Re就活」にて、4月に新規登録した会員391名を対象に行われた。
時間ができたことで転職活動に積極的に
同調査では、テレワークを実施している転職希望者のうち70.4%が、「テレワークの実施や外出自粛により、時間ができたことで転職活動に積極的になった」と回答した。
情報収集にかける時間ができたことで、転職活動に積極的になる20代が増えていることがわかったという。
一方テレワークをしていない転職希望者はというと、「時間ができたことで転職活動に積極的になった」という回答は約半数の46.7%にとどまり、「時間ができた」という理由で積極的に転職活動を行う割合はテレワークをしている人の方が高いようだ。
テレワーク中の転職希望者は動きも早め
「今転職活動をしようと思った理由」については、テレワークを実施している人は「景気が悪くなる前に転職したいから」という回答が、テレワークを実施していない人より32.5ポイント高いという結果に。
「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」との回答も、テレワーク中の転職希望者の方が14.1ポイント高かった。
同社はこの結果を受け、テレワークを実施している転職希望者の中には、「時間があるうちに情報収集をして、景気が悪くなる前に転職活動をしたい」と考えて転職活動時期を早めた人が一定数おり、一方でテレワークを実施していない人においては、「今後柔軟な働き方を可能にするためにも、スキルを身に着けたい」との意向が強まっていると推測している。
また、転職希望時期については「今すぐ~3ヵ月以内」との回答が76.7%を占めた。
昨年の同時期に実施したアンケートでは、同回答は65.0%であったことから、早期に転職したいと考える人が増加傾向にあることがわかる。
今すぐ転職を希望する理由としては、「新型コロナウイルスの影響で休業しているから」や「新型コロナウイルスの影響で転職先への入社が延期になったから」など、新型コロナウイルスの影響により転職活動を余儀なくされている人も。
一方で、「外出自粛により選考に参加できないので、情報収集だけは進めておきたい」という声も多く、「情報収集をして少しでも有利に転職活動を進めたい」との転職希望者の意向がうかがえるという。
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