マッチングプラットフォーム「おてつたび」を運営する株式会社おてつたびは、新型コロナウィルスの影響を受け人手不足が加速する一次産業と、休業を余儀なくされ人手が余っている観光業の人材をシェアリングする「おてつたび+」を開始した。
人手不足に悩む農業と、人手が余っている観光業
「おてつたび」は、短期的・季節的な人手不足で困る農家や旅館の仕事をお手伝いしながら旅ができるサービス。
同社と関わりが深い農業分野では、昨今の新型コロナウィルス感染症の影響で、来日予定だった一次産業に従事予定の技能実習生がキャンセルになるなど、人手不足が問題になっているという。
その一方で、観光業においては外出自粛や営業自粛のため、人材が普段よりも余っているという現象が起きているそうだ。
業界を超えて人材をシェアリング
そこで、両者を結び付け、業界を超えた人材のシェアリングを実現しようと、新たに「おてつたび+」というサービスを開始。
一次産業従事者(農業法人や個人農家等)と、観光業の人材をプラットフォームを通じてマッチング。即日からのマッチングが可能だという。
受入募集中の農家例としては、5月は茨城県の農家(スナップエンドウの収穫、さつまいもの苗切り)、6月は広島県の農家(畑でのぶどう栽培と直売所作業)、7月からは北海道の農家(トウモロコシの種まき作業)など。
待遇等は、受け入れ先によって異なるので、別途問い合わせのこと。
人手が足りない分野と、人手が余っている分野の人材をマッチングさせるユニークな試み。社会をうまく循環させる一助となってくれるかもしれない。
興味のある人はぜひ詳細をチェックしてみてほしい。
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