株式会社Stanfitは4月30日、フリーエンジニアの悩みを解決するための新サービス「Stanfit」の提供を開始。5月1日、一定の業界経験のあるプロのフリーエンジニアを対象に、無料会員の募集を開始した。
目指すは「個と組織のハイブリッド」
「Stanfit」は、フリーランスとして自由に活動ができる身軽さと、組織に属しているかのような親身なサポートの両立を目指すフリーエンジニア向けのサービス。全国のフリーエンジニアが、それぞれのキャリアを通じて、知識・技術・経験などを等価交換で共有するための場だという。
具体的には、オンライン勉強会や情報交換などの「教育」、決算や確定申告の代行・サポートを行う「経理」、契約書チェックなどの「法務」、キャリアアドバイスなどの「相談」、そして仕事の紹介などの「協力」。これら5つのベネフィットを提供することで、フリーエンジニアが生き抜くための環境を整えることができるという。
人脈づくりとバックオフィス支援の同時提供
「Stanfit」には、アプリ開発・インフラ構築・データベースなど様々なキャリアを有するメンバーが在籍しており、日々、自発的にオンライン勉強会の開催や情報交換などを行っているそう。
会員は、彼らと一緒に専門知識を深め、互いに情報交換をすることができるほか、キャリアの相談をすることもできる。また、サービス上で交流を深めた他のエンジニアから仕事の紹介を受けたり、共同プロジェクトに参加するチャンスに巡り合ったりする可能性もあるという。
フリーランスの約8割が人脈によって仕事を得ているという調査結果もあるといい、同サービスではこうした人脈づくりにも力を入れていくとのこと。
仕事が増えるほど負担が大きくなる経理や法務といったバックオフィスについては、経理のプロや法務のプロが代行およびサポートを行う。
フリーランスの「心の拠り所」としても
今回募集を行う無料会員は、有料会員とは異なりバックオフィスのサポートを受けることはできないが、「教育の機会」「持続的な仲間作り」のベネフィットは得ることができるという。
参加条件は、一定の業界経験を有するプロのフリーエンジニア。参加申請後、同社スタッフによるウェブ面談などで審査を行う場合がある。
同社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により仕事仲間と顔を合わせる機会が減り、孤独を感じているフリーエンジニアの「心の拠り所」としても「Stanfit」を活用してほしいとしている。
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