HOMEビジネス 人手不足の企業へ一時的にスタッフを移動できる雇用シェア、β版を全国でリリース

人手不足の企業へ一時的にスタッフを移動できる雇用シェア、β版を全国でリリース

白井恵里子

2020/05/05(最終更新日:2020/05/05)


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MINIPAは4月30日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で職を失う人が急増している状況を受け、人員余剰の企業から人手不足の企業へ一時的な雇用の移動を可能とする雇用シェアリングサービス「Retaff」のβ版を全国で提供開始した。

三方にメリットがある「雇用シェア」

「Retaff」では、各企業が雇用をシェアすることで、労働者を守るという新しい雇用形態を提案。

経営難によりスタッフを送り出す側の企業は、賃金給付の負担を軽減することができるほか、スタッフは収入を失うことなく、雇用ニーズが回復した際には元の職場に復帰することができる。受け入れ側企業にとっても、需要の急増などによる人手不足を迅速に補うことができ、三方にメリットがある雇用形態だとしている。

募集の際には、必要なスキルや経験を持ったスタッフの一括雇用も可能。全国の企業・個人事業主が無償で利用できる一時的な求人サービスだ。

笑顔で職場に回復してほしい

同社によれば、雇用シェアという雇用形態には、雇用関係の帰属や責任の所在などといった、検討すべき課題がまだ残っているという。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による企業へのダメージを少しでも軽減し雇用機会の創出に繋げたいとの想いで、今回急遽リリースを決定。

新型コロナウイルスの収束後、笑顔でスタッフが職場に回復(リターン)してほしいという気持ちを込め、「リターン」する「スタッフ」で「Rataff(リタッフ)」と名付けた。

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