HOMEビジネス オンラインで物件案内という新しいかたちに注目。リコー、不動産物件のバーチャルツアー導入支援を強化

オンラインで物件案内という新しいかたちに注目。リコー、不動産物件のバーチャルツアー導入支援を強化

白井恵里子

2020/04/25(最終更新日:2020/04/25)


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株式会社リコーは4月21日、同社が開発を手掛けた360度カメラ「RICOH THETA」および法人対象クラウドサービス「THETA 360.biz」を活用した、不動産物件のバーチャルツアー導入支援を強化すると発表した。

動くコンテンツを見ながら物件紹介

「THETA 360.biz」は、「RICOH THETA」で撮影した物件の写真と、インターネット環境下にあるパソコンまたはスマートフォンがあれば簡単に利用ができるWebサービスだ。

不動産物件のバーチャルツアーとは、このサービスを利用して作成した、動くコンテンツを閲覧しながら物件のイメージを掴むことができるもの。

不動産事業者は、このコンテンツのURLをメールやSNSなどで顧客に送付することで、Web会議システムで会話をしながらバーチャルツアーの案内を行ったり、様々な方法で物件を紹介することが可能となる。

様々な導入支援を実施

同サービス導入にあたっては、同社がバーチャルツアー作成からオンラインでの物件紹介実施まで、様々な支援を積極的に行うという。

具体的には、60日間無償プランの提供や、バーチャルツアーに関するオンラインセミナーの開催、30~60分程度の個別オンライン導入支援などだ。

初回オンラインセミナーは4月28日(火)に開催予定。その後の日程については専用サイトにて随時更新する。

同社によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、顧客と対面しながらの不動産物件案内が難しく困っている不動産事業者などから、同サービスへの問い合わせが急増。このような状況に対応するため、導入支援を強化するに至ったという。

また、感染拡大状況が日本以上に深刻な状態にあるアメリカにおいては、通常時と比較し30倍程度の問い合わせ増加が見られ、同社は日本国内においても今後さらに需要が増していくだろうとしている。

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