株式会社デジタル・ナレッジが運営する、会員数23万人を有するネットスクール「N-Academy」は、昨今世界的に注目されるSDGsをわかりやすく解説したオンライン講座「SDGs@ビジネス検定講座」をリニューアルし4月16日に開講した。
同講座は、2019年7月に初めて開講されたもので、これに著名な講師陣による解説動画6本を新たに追加し、講座内容を更に充実させたものである。
個人にもSDGsを浸透させたい
貧困や飢餓・教育・環境問題などの世界的な課題について、2030年までに解決することを目指す「17の目標SDGs」が国連で定められ、国内では大企業はもちろん、多くの中小企業でも自社の活動にSDGsを取り入れる動きが広がっている。
その一方個人にはあまり浸透しておらず、「SDGsを聞いたことがない」という人も多い。
前述のとおりSDGsは世界的な課題であり、その取り組みは組織のみならず、1人ひとりが共通言語として認識し、行動していくべきだという。
同講座ではSDGsの17の目標の概要に加え、背景などの総論、各目標の課題までを広範囲に学ぶことによってSDGsの基礎を習得し、企業活動、就職活動、学業などに役立てることを目指している。
講座概要
一般社団法人SDGs活動支援センター監修の同講座の受講料は3000円(税抜)。受講期間は6カ月で、期間中は何度視聴しても無料である。
受講時間は解説動画(計27分30秒)のほか、確認テスト、検定試験がある。
4月16日より既に開講されており、「SDGsの研修をしたい」「SDGsを事業に取り入れたい」という組織や、「個人的にSDGsに興味がある」という人、就職活動中の人や中高生にお勧めだという。内容はSDGs初心者向けとなっている。
学習内容
主な学習内容は以下のとおり。
・第1章 SDGs総論
・第2章 社会課題「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」
・第3章 社会課題「ジェンダー平等を実現しよう」「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「住み続けられるまちづくりを」「平和と公正をすべての人に」
・第4章 経済課題「働きがいも経済成長も」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「人や国の不平等をなくそう」「つくる責任、つかう責任」
・第5章 環境課題「安全な水とトイレを世界中に」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」
・第6章 パートナーシップ「パートナーシップで目標を達成しよう」
・第7章 まとめ
・検定試験(合格者には合格証を付与)
今回、「SDGsを初めて聞く人にももっとわかりやすく」を追求したという。
一般社団法人SDGs活動支援センター代表理事の小島政行氏をはじめ、4名の著名な講師陣による解説動画6本を新たに加え、講座内容をいっそう充実させた。
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