HOMEビジネス 「患者の恐怖を和らげたい」COVID19の医療現場から学ぶプロフェッショナリズム

「患者の恐怖を和らげたい」COVID19の医療現場から学ぶプロフェッショナリズム

さえきそうすけ

2020/04/22(最終更新日:2020/04/22)


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イメージ画像:AdobeStock

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本でも医療現場の危機的な状況が日々伝えられている。

欧米では既に感染爆発が起きており、医療従事者が置かれた過酷な現状と彼らが発する悲痛な声ばかりが伝わってくる。

しかし、彼らは医療に携わる者としての責務とプライド、プロとしての心遣いを決して忘れてはいなかった。

恐怖に震える患者の心理

ご存じのとおり、COVID19の感染者と接する医者や看護師などは皆、マスクやゴーグルはもちろん、防護服に身を包んでいる。

患者としては、そんな彼らの表情をうかがい知ることはできない。

新型コロナウイルスに感染し、ただでさえ不安と恐怖にさいなまれているに違いない患者たち。

重装備の医療従事者の姿を前にして恐怖心は増すばかりだろう。

患者の負担を軽減したい!

そのような患者の心理を察し少しでもその恐怖を拭うべく、工夫を凝らす医療従事者が、一部の海外メディアで報じられるなどして称賛を集めている。

アメリカの病院で呼吸療法士として働くRobertino Rodriguez氏だ。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「ER(緊急救命室)に運ばれたCOVID19患者が、防護服に身を包んだ自分たちを見た時の気持ちを思うと胸が痛む」とRodriguez氏。

そこで「笑顔の自分を見てもらい、恐怖に震える患者さんを安心させたい」と、同氏は笑顔で写る自身の写真を防護服の胸に貼り付けた。

「自分たちの笑顔を見て、患者さんが少しでも安心してくれれば」というプロ意識から、このアイデアを思いついたという。

世界中の医療従事者がこれに倣う

同投稿は拡散し3万6000件の「いいね!」が寄せられた。

医療現場でも多くの共感を呼び、多くの医療従事者が同氏に続き、自らの笑顔の写真を防護服に貼り付けるように。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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人類が直面する非常事態にあっても、日頃のプロ意識を忘れす、患者の心理に寄り添う医療従事者に世界中から称賛の声が寄せられている。

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