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いきなり独立はあり?フリーランスになる前に副業をおすすめする理由とは

さえきそうすけ

2020/04/17(最終更新日:2021/01/31)


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イメージ画像:AdobeStock

「会社をやめてフリーランスになろう」「いつかは自由に生活してみたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、いざフリーランスになってみると「思っていたのと違う」となる可能性もあります。

本記事では、フリーランスとして働くことを後悔しないためにも、フリーランスになる前に副業をすることをおすすめする理由について詳しく紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 働き方改革で副業やフリーランスといった新しい働き方が増えている
  • 企業がフリーランスと働く理由
  • 独立・フリーランスになる前に副業から始める3つのメリット

 

働き方改革で副業やフリーランスといった新しい働き方が増えている

組織に属さず、自分の力だけで自由に収入を得るフリーランスに憧れている人も多いのではないでしょうか。カフェや自宅でお気に入りの洋服に身を包み、楽しそうに仕事をしているフリーランスをうらやましく思うこともあるでしょう。

現在では、働き方改革によって副業やフリーランスといった新しい働き方が増えてきています。

新しい働き方を提案する会社のひとつに「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」をビジョンに掲げるランサーズ株式会社があります。

同社は20~69歳の男女を対象に、企業によるフリーランス・副業の制度についての実態調査「企業の新しい働き方調査」を実施し、その結果を発表しました。

同調査によって、大企業の4割がフリーランスへの発注が認められていることがわかりました。昔は、外部に仕事を発注することはセキュリティの観点から嫌がられることが多くありましたが、働き方改革によってその意識も変わってきたことがわかるのではないでしょうか。

また、副業も「社員のキャリア形成のため」といった、社員の満足度の向上のために認められていることが明らかになりました。

 

企業がフリーランスと働く理由

「企業の新しい働き方調査」では、フリーランスと一緒に仕事をできる企業に勤めている380人と、副業が認められている企業に勤めている445人を対象に、会社の制度や制度活用度について尋ねる調査も行いました。

全体の半数以上が「フリーランスの人の仕事が期待に応えている」と答え、フリーランスで働く人の仕事への貢献度が高いことがわかります。

また、フリーランスと働く理由としては「業務効率化のため」や「人手不足解消のため」といった社内の課題を解決するためといった回答が多くありました。
 

一方で、「フリーランスと一緒に仕事をする上での課題」には、「コスト・予算」や「自社解決のほうが楽なため」といった回答が目立ちました。

コストの問題があるがある一方で、フリーランスは技術が認められ仕事に貢献していることがわかるのではないでしょうか。

 

企業が副業を容認する理由

続いて企業が副業を容認する理由についてご紹介します。

企業が副業を容認する理由としては「キャリア形成のため」「モチベーション向上のため」といった理由が挙げられます。

社員満足度の向上や福利厚生の一環として副業が認められていることがわかるのではないでしょうか。

副業をして得たスキルは、本業でも生かされるため、会社にとってのメリットに繋がるケースもあります。

特に、大企業が副業を認める理由は中小企業と比較して「社外からのノウハウを得るため」「組織活性のため」といったケースが多く、組織の中に新しい気付きを取り入れ、事業成長に繋がるのを期待しているようです。

一方、副業を容認しないケースとして、大企業は特に「本業に支障をきたさないか」「情報漏洩しないか」と懸念する声が多く、外部の知見を取り入れながら本業に支障をきたさないためのルール作りが急がれます。

 

フリーランスで働くのは不安な人が多い

これがコンサルタントの本音!働き方を変えるにしても「フリーランスにはならない」が8割 3番目の画像

フリーランスという働き方が徐々に浸透しつつあるといっても、フリーランスとして働くのは不安な人が多いのが現状です。

フリーランスを選択する人が少数派である理由を知るためにも、フリーランスで働くことのメリットとデメリットのアンケート調査の結果をご紹介します。

インターネット調査で「フリーランスで働くことのメリット」について尋ねたところ、「仕事が自由に選べる(31.3%)」との回答が最多で、次いで「収入アップ(29.1%)」「働く時間と場所が選べる(25.5%)」「副業ができる(9.4%)」と続きました。

一方「デメリット」については、「全て自己責任(33.2%)」という答えが最も多く、「全てを自分でやらないといけない(27.9%)」「業界の動向に左右される(17.8%)」「収入の不安定さ(17.7%)」と続きます。

組織に属していれば、何かトラブルが発生しても上司や会社が守ってくれるという安心感があり、フリーランスになるという選択を足踏みさせているようです。

実際に「フリーランスになることに不安を感じますか?」と尋ねると、8割近くの人が「はい」と答えています。

 

独立・フリーランスになる前に副業から始める3つのメリット

フリーランスに憧れる人は多いものの、フリーランスになるには不安がある人が多いのが現状です。

その不安を解決するためにも、フリーランスになる前に副業から始めることをおすすめします。

以下では、独立・フリーランスになる前に副業から始める3つのメリットをご紹介します。フリーランスとして働くことを決める前に、副業から始めることを考えてみてはいかがでしょうか。

 

1.適正がわかる

独立・フリーランスになる前に副業から始める1つ目のメリットは、フリーランスとして働くことの適正がわかることです。

フリーランスになりたいと思いつきで会社をやめてしまうと、いざフリーランスとして働き始めたときに後悔してしまう可能性があります。

「決まった時間に仕事をするのが嫌でフリーランスになったけれど、一人だと自己管理できなくて仕事が進まなかった……」「仕事の相談をできずに、一人で進めるのは不安」「個人だと大企業でしていた規模の仕事を受けるのが難しいことに気づいた」など、フリーランスになってから気づくことも多いもの。

フリーランスとひとくくりにいっても、たくさんの仕事や働き方があります。

副業をすることによって自分が目標としている仕事が、本当に自分にあった仕事なのか、やりがいを持ってできるのかなどを知ることができます。

 

2.スキルを磨ける

独立・フリーランスになる前に副業から始める2つ目のメリットは、スキルを磨けることです。

多くの企業は、自社で供給できない「プロのスキル」を得るために、フリーランスに仕事を依頼しています。そのため、フリーランスは、実力が伴わないと仕事をもらうことはできません。仕事をもらうためには、高いスキルを持つことが必要になります。

副業を行いスキルを磨いたり実績を作ったりすることによって、いざフリーランスになったときでも、安定して仕事をもらえるようになるでしょう。

 

3.クライアントを獲得できる

独立・フリーランスになる前に副業から始める3つ目のメリットは、クライアントを獲得できることです。

フリーランスが仕事を得るには、仕事を募集している先に自分をアピールすることがあります。

たとえスキルが低くても、納期を必ず守ることや人をまとめる能力があることなどの特徴を持っていると、次回からも採用されることが多くあります。

このように、副業をすることによってクライアントの信頼を獲得し継続的に仕事を得られるようになります。

 

独立・フリーランスになるリスクをできるだけ下げるためにも副業はおすすめ

本記事のまとめ
  • 副業やフリーランスといった新しい働き方が増えてきている
  • フリーランスと働く企業や副業を許す企業も多い
  • 適正がわかり、スキルを磨きながら人脈を増やせる

本記事では、フリーランスになる前に副業をすることをおすすめする理由や現在の社会事情などをご紹介しました。

フリーランスになりたい人は、まずは副業として仕事を始めることで自分の適性やスキルを確認しましょう。

そして、フリーランスとして独立してやっていける確信を得てから、フリーランスになることをおすすめします。

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