自分のスキルを可視化し新しい仕事や学びに挑戦できる、ITエンジニア向け総合求職、学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社。
同社は3月26日より、個人向けプログラミング学習サービス「paizaラーニング」の全機能を企業向けに提供する「paizaラーニング for TEAM」を公開した。
「paizaラーニング」とは、登録者数30万人を有する日本最大級の動画プログラミング学習サービスである。
同サービスは、この「paizaラーニング」に掲載されている約1200の学習動画コンテンツ、約1500の演習課題の全てを利用できるほか、各ユーザーの利用状況を一元管理するための専用画面も使用可能だ。
「paizaラーニング for TEAM」について
「for TEAM」は、「paizaラーニング」の全機能が利用できる法人向けのサービスである。
「paizaラーニング」は、未経験者や初心者向けの動画プログラミング学習サービスで、Java・PHP・Python・Ruby・JavaScriptなどの主要言語が学べる。
「言語仕様」のほかにも、「Webアプリ開発」、「ロジック力」、「周辺知識」の基礎を総合的に身につけることができる。
更に法人向けの「for TEAM」では、企業が各アカウントの利用状況を一元管理できる専用画面も利用できるという。
個人向けの「paizaラーニング」は、同社の転職、就職サービスと一体となっているが、「for TEAM」は企業の研修に特化したサービスであり、利用者が転職サービスと連動して使うことはできない。
「for TEAM」の特徴
講師や教材準備が一切不要
受講者は動画コンテンツの中から、自分のレベルに合ったものを選んでオンライン上で学習する。
動画学習なので、それぞれの受講者のペースで進められる上、特別なPC環境も不要だ。PCのWebブラウザだけでどこでもすぐに利用できる。
コンテンツ量が豊富
2020年3月現在、「言語仕様」「Webアプリ開発」「ロジック力」「周辺知識」の4分野で、約1200の動画コンテンツ、約1500の演習課題が使い放題である。
加えて、毎月25個程度の動画コンテンツと30個程度の演習課題が追加される。
学んだ後にすぐ実行できる
学習動画を見て知識をインプットした後、実際にコードを書いて正誤判定を受けられる。
各動画は専用の「演習課題」や「レベルアップ問題集」がセットになっているので、復習や応用を通じて、知識を定着させながら学ぶことができる。
受講者の習熟度を可視化
受講者の利用状況や各スキルの習熟度を管理画面で確認することができる。
楽しさファーストの仕様
プログラミングスキルの向上には「筋トレ」のような継続的な取り組みが有効で、継続には楽しみながらプログラミングできる環境が必要である。
「paizaラーニング」では、動画の解説をプロの声優が担当したり、学習の進捗状況をRPG方式で表示したりするなど、楽しく学べる工夫を凝らしているという。
未経験、新人ITエンジニアの社内育成が課題に
同社によると、社会のIT化の進行とともに、国内のITエンジニアの求人倍率も右肩上がりの上昇を続けている。
イメージ画像:AdobeStock将来エンジニアが不足するとの予測や、将来性の高い職種としての人気上昇に伴い、未経験からITエンジニアとして働くことを希望する人が増加。エンジニアの教育環境の整備が課題となっている。
現在企業で実施している研修は、社外講師や社内のトップエンジニアが指導するケースが大半だが、未経験や新人エンジニアが増えたことにより、人件費や現場負荷が増している。
同社ではこうした企業の研修、教育のニーズを受け、従来個人向けに提供してきた「paizaラーニング」を「for TEAM」として法人向けにも提供開始することに。現在、個別に要望のあった企業に対し先行して「for TEAM」の提供を開始している。
1社1アカウント、月額1000円(税抜)から利用可能で、新入社員の入社前研修のほか、自社研修の補助、Webディレクターやデザイナーなど非ITエンジニア向けの自習教材などとして利用されている。
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