ランサーズ株式会社が運営する「Lancers」では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、企業・フリーランスともに急速に需要が高まっている。これを受けて、発注される仕事内容にどのような変化が見られるかについて行った調査の結果を4月3日発表した。
Adobe Stock新型コロナウイルスの拡大で企業・フリーランスともに需要増
調査によると3月に受けた企業からの問い合わせは12月に比べて76%も増加したという。従来、仕事を依頼していた派遣やアルバイトの作業量が休校措置等の影響を受けて減少し、需要が拡大したものと見られている。
今回のような有事に備えた人材確保や販管費の見直しを考えている企業が多いそうだ。
フリーランス登録数も12月に比べて58%も増加。テレワークによって生まれた時間を有効に使おうとする動きが見て取れた。
伸びているジャンルは「写真・動画」
ランサーズで扱っている仕事のうちで最も伸びたのは「写真・動画」のカテゴリだ。
実店舗での売り上げが伸びない中、ネット通販の需要は拡大傾向にある。多くの企業がWEBマーケティングを強化している流れで、写真や動画の制作や編集のニーズが拡大したものと見られている。
かつて東日本大震災後に新しい働き方が認知されるようになったように、未曾有の災禍の後には必ず社会の変革が訪れるだろう。アフターコロナの「労働市場」はどのように変わっていくのか今後の動きにも注目だ。
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