ビジネスセミナーの企画・運営を行う情新社会システム総合研究所は、「『哲学』を活用した新規事業開発」と題したセミナーを、4月17日(金)に東京・港区のAP虎ノ門にて開催する。講師は、クロス・フィロソフィーズ株式会社の哲学コンサルタントである畑 一成氏が担当する。
世界に広がる「哲学コンサルティング」
新技術や新サービスが次々と登場し、社会や事業も加速度的に変化している今、多くの企業は5年後、10年後を見越して新規事業を立てなければなければいけない。
しかし、予測が困難なほど「答え」ばかりを探してしまうようになり、企画会議はすぐに行き詰まってしまうことに陥りがちだ。
そこで、むしろ「答え」ではなく「問い」を通じて問題の本質に至ろうという試みが「哲学コンサルティング」。米スカイプやボーイング、英BPなど、世界の企業において、ビジネスに導入しようとする動きが広がっているという。
「問い」を深めて問題の本質をとらえる「哲学シンキング」
哲学の専門知識や方法論を使ってコンサルティングを行っているクロス・フィロソフィーズ株式会社では、「哲学シンキング」という、「問い」を深めることで問題の真因をとらえ、解決へと至ろうとするメソッドを確立。
今回開催する講義では、どのように哲学をビジネスに導入できるか具体的に説明すると同時に、実際に「哲学シンキング」を体験してみるワークショップも実施する予定だ。
【講義内容】
1.新規事業のためのアイデアワーク、ヴィジョン・コンセプト構築
自由に問いを挙げさせることで、今まで見えなかった前提を洗い出し、課題の本当の構造をあらわにする。
2.組織開発、チームビルディング、エンゲージメントの強化
いきなり答えを出させるよりも、互いに問いかけ合い、議論を展開させることで、チームメンバーの思考力と表現力を磨くと同時に、相互理解を深める。
3.マーケティング・リサーチ
問いを重ねることで、本人も気づいていなかった心の動きを明るみに出し、顧客が本当のところ何を考えているのかを明確にする。
4.質疑応答/名刺交換
【講義概要】
◆日時
2020年4月17日(金)13時30分~15時30分
◆会場
AP虎ノ門
東京都港区西新橋1-6-15 NS虎ノ門ビル
セミナー詳細
哲学の考え方を取り入れ、「問い」に真剣に向かい合うことで、新たな着想や展望を得るというユニークな試み。今後も要注目だ。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう