株式会社岡野は博多織ブランド「OKANO」において、3月28日よりネクタイシリーズ「eriyui(衿結・えりゆい)」の販売を開始した。
博多織ブランドからネクタイが登場
「OKANO」は123年続く博多の織元で、「全ての人に平和服を」をコンセプトにした商品開発を行っている。
従来は着物を中心に展開しているが、2019年に博多織技術を生かしたネクタイ「eriobi(衿帯(えりおび)」を販売したところ、品質の高さと洗練されたデザインで人気となった。
そうした反響を受け、今回新シリーズとして、紋様に平和を願う祈りを込めたネクタイ「eriyui(衿結・えりゆい)」が誕生した。
結びと紋様から日本文化を伝える
同社によると、着物は結びと紋様を伝える文化であり、「結び」は神代から物事を産み出し、厄を払い、吉祥を呼び込む儀式だったという。
「紋様」には平和を願う祈りが込められてきたが、現代では着物を着る機会が少なくなったため、ネクタイの柄に取り入れることで日本の伝統を伝えるとしている。
「eriyui(衿結)」は、人生の節目における「結び」に平和を願う祈りを込めており、職人が手縫いで縫製している。
紋様は2パターンで、博多織の特徴である献上柄(独鈷華皿紋様)には、厄除・浄化・繁栄・尊厳の意味がある。
一方、葛飾北斎柄は、日本の伝統である葛飾北斎のグラフィックを再現したものを採用している。
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