人材サービスを展開するディップ株式会社は、関連会社のTRUNK株式会社と共同で、29歳以下の人を対象とした「U29データサイエンスアクセラレーター」を実施することを、3月6日に発表した。
ニーズが高まるデータサイエンティスト
「データサイエンス」とは、データを用いて科学的・社会に有益な知見を引き出そうとするアプローチのことであり、情報科学、統計学、アルゴリズムなどを取り扱う。
政府は2019年3月29日に有識者提案のAI戦略を発表し、データサイエンス・AIを理解し、各専門分野で応用できる人材育成(約25万人/年)を目標に掲げている。
一方、データサイエンティストになるためには、「数学・統計的知識」、アルゴリズムをサービスに実装する「システム知識」、データや業務を分析する「業務知識」の3つが必要になるほか、実務の中で学ぶ必要があり、人材の育成が難しい状況がある。
データサイエンティストを育成する人材プログラム
この課題を解決するため、完全無料で学生や社会人が教育を受けられるWebインターンプラットフォームを運営しているTRUNK株式会社のノウハウをいかし、2社共同でデータサイエンティストの大量育成を目指す「U29データサイエンスアクセラレーター」を開始するに至ったという。
データサイエンスの学習に求められがちな条件である、費用や実務経験での選別、人数・場所・時間の制限、実戦・データの制限、プログラム提供元への就職条件の全てを取り払っているのが大きな特徴だ。
【U29データサイエンスアクセラレーターの実施の流れ】
◆データサイエンス基礎(リモート/オンライン完結)
機械学習入門、分類問題、NumPy、Pandasなどのデータサイエンス基礎を学習。
◆データサインエンス実習(リモート/オフライン質問会)
課題にオンラインで取り組んでもらい、オフラインでわからないポイントを一緒に解消していく。
◆実データを使った実戦演習(リモート/オフライン質問会)
同社が保持する実際のデータを使った課題にオンラインで取り組み、オフラインでわからないポイントを一緒に解消していく。
◆実務インターン(戦力としてR&Dを実施)
実務に使えるプロダクトのプロトタイプ開発を一緒に行う。
データサイエンス人材の重要度は今後も増していくことが見込まれる。「実務経験不要、人数制限なし、リモート参加OK、就業制約なし」でも始められる人材育成プログラム、関心がある人はチャンレジしてみては。
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