ヒューマンリソシア株式会社は3月25日、世界のITエンジニアについての調査結果「92ヵ国をデータで見るITエンジニアレポートvol.1 世界各国のIT技術者数まとめ」を発表した。
日本はIT技術者数においては世界4位だが、IT技術者数の伸び率は27位に留っていることなどが分かった。
イメージ画像/Adobe Stock世界のIT技術者、推計2136万5000人
データを収集できた世界92の国・地域を対象とした、世界人口の84%以上をカバーしたグローバルレポートだという。
調査によると、世界で働くIT技術者は推計2136万5000人。
地域別にみると最も多いのは、中国・インドといったIT大国を擁するアジア・オセアニア地域(811万6000人)。世界のIT技術者の約4割が、同地域で就業していることが分かった。
国・地域別トップは米国、日本は4位
国・地域別でみると、トップは米国(477万6000人)、2位は中国(227万2000人)、3位はインド(212万人)。
日本は109万人で4位となったが、トップの米国の2割強、3位のインドの約半数に留まっている。
人口に占めるIT技術者の割合、日本は32位
全人口に占めるIT技術者の割合が最も高い国はアイスランド(2%)。次いで、スウェーデン(1.92%)、エストニア(1.74%)、アイルランド(1.74%)と、ヨーロッパの国が続く。トップ10のうち6カ国に北ヨーロッパ諸国の国がランクインしている。
日本の全人口に占めるIT技術者の割合は0.86%、世界32位だ。
前年からの伸び率、世界平均は3.35%
前年と比較した人数ベースでのIT技術者数の伸び率を算出したところ、1位がルクセンブルクとラトビア(16.67%)、3位ベルギー(15.69%)と、ヨーロッパ各国の伸び率の高さが目立つ。
日本は4.81%。世界平均である3.35%を上回ってはいるが、順位は27位となった。
他の調査結果や詳細は、同社のプレスリリースにてみることができる。
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