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【動画&動画広告月次定点調査結果】過去2年で動画広告を見る人の割合が増えたのはInstagram

さえきそうすけ

2020/03/13(最終更新日:2020/03/13)


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株式会社ジャストシステムが運営する、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」では、全国の17歳から69歳の男女1100名を対象に「動画&動画広告月次定点調査」を、2017年6月より毎月実施している。

昨年の1月から12月までの調査データをまとめて分析し、その内容を「動画&動画広告月次定点調査 2019年総集編」として3月3日に発表した。

【動画&動画広告月次定点調査結果】過去2年で動画広告を見る人の割合が増えたのはInstagram 1番目の画像
イメージ画像:AdobeStock

動画コンテンツに関する調査結果

同調査では、動画の視聴頻度や利用デバイスなどの基礎データから、その時々のトレンドの実態など様々な項目について調査を実施している。

10代の6割以上が毎日動画コンテンツを視聴していることや、50代を除きSNS動画広告のエンゲージメント率が上昇していることが明らかになった。

その他、以下のような調査結果となった。

3割以上が、「1日平均60分以上、動画コンテンツを視聴」

「週に1回以上動画を視聴する」人のうち、「1日あたり平均60分以上、動画コンテンツを視聴する」人の割合は、2019年12月度調査において34.8%にのぼった。

これは2017年12月度調査(26.7%)と比較すると、8.1ポイントの増加となる。

 動画プラットフォームは「YouTube」が引き続き1強

同調査では、「1週間に1回以上動画を視聴する」と答えた人のうち、最も多くの人が「普段動画コンテンツを視聴するプラットフォーム」として挙げたのは「YouTube」(87.4%)であった。

続いて「Twitter」(33.1%)、「Instagram」(26.2%)という結果に。

2年前の調査では、やはりYouTubeが89.2%と最多で、この2年間YouTubeは突出して動画プラットフォームとして利用率が高いことがわかる。

20代の6割がライブ動画の視聴経験あり

動画視聴経験者のうち、リアルタイムに配信される「ライブ動画を視聴したことがある」人の割合を年代別に見てみると、10代が50.5%、20代が60.3%、30代は53.6%、40代は45.3%、50代が35.9%、60代は33.8%となった。

20代が最もライブ動画の視聴経験者の割合が高いことがわかる。

また、「ライブ動画を視聴するプラットフォーム」としては、やはり「YouTube」(73.8%)が最多で、次いで「Instagram」(29.4%)、「ニコニコ生放送」(28.7%)と続いた。

ライブ動画視聴経験がある10代、20代の3割以上が、自身でもライブ動画を配信していることもわかり、動画コンテンツを投稿するのは女性より男性の方が多いことも併せて明らかになった。

過去2年で、動画広告を見る人の割合が増えたのは「Instagram」

次に動画広告に関する結果を見ていきたい。

2019年12月度調査において、最も多くの人から「動画広告を見かけたプラットフォーム」として挙がったのは「Youtube」だった(78.3%)。年代別に見てみても、全年代において「YouTube」が首位という結果に。

一方、年代ごとに2番目に多かった動画プラットフォームを見てみると、10代は「Instagram」、20代と30代は「Twitter」、40代は「インターネットのWebサイト」、50代は「LINE」と「インターネットのWebサイト」、60代は「インターネットのWebサイト」だった。

また、2017年12月度調査と2019年12月度調査を比較し、過去2年で、「動画広告を見かけた」と答えた人の割合が最も増加したのは「Instagram」だった。

2017年12月度調査では12.0%だったのが、2019年12月度調査には16.0%と、4ポイント増加していた。最も「Instagram」で動画広告に接触しているのは10代で、約3割が見かけたと回答している。

調査概要

尚、同調査の概要は以下のとおりである。

調査名:「動画&動画広告月次定点調査」

調査期間 :2019年1月~2019年12月の間、毎月1回実施

調査対象 :Fastaskのモニターのうち、17歳から19歳の男女50名ずつ、加えて20歳から69歳までを10歳ごとに、男女100名ずつ割り付けて回収(合計1100名)。

調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査


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