世界約60カ国で従業員の意識調査を行い、調査結果をもとに毎年「働きがいのある会社」ランキングを発表しているGreat Place to Work。
Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)は2月26日、2020年版 日本における「働きがいのある会社ランキング」を発表した。
イメージ画像:AdobeStock従業員と企業のアンケート結果を点数化
同機関では、ランキング参加企業のアンケート結果を点数化し、一定のレベルを超えた会社を「働きがいのある会社」として発表している。
アンケートは従業員向けと企業向けの2種類あり、GPTWジャパン及び外部有識者からなる委員会が精読し点数をつけ、ランキングを決定。
アンケート項目と評価基準は世界共通で、ランキングはエントリー方式となっている。
働きがいのある会社ランキング
全499社がランキングに参加し、企業の規模別に発表されたランキングをご紹介しよう。
大規模部門(1000人以上)
1位 セールスフォース・ドットコム
2位 ディスコ
3位 シスコシステムズ
4位 アメリカン・エキスプレス
5位 プルデンシャル生命保険
1位のセールスフォース・ドットコム社は、「顧客や社会に対して大きな貢献ができる」といったコメントが多く、従業員が会社や製品に高い誇りを持っている点が評価された。
また、様々な社会貢献活動に参加できる施策が充実しており、個人だけでなくチームで参加するよう促している点も評価のポイントとのことである。
中規模部門(100~999人)
1位 コンカー
2位 サイボウズ
3位 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ
4位 グロービス
5位 FCE Holdings
1位のコンカー社については、毎年1回全社員が参加する「オフサイトミーティング」が長年継続されている優れた取り組みであり、経営・管理者層と従業員の信頼作りにつながっていると評価された。
職場の高い連帯感は、有志によるタスクフォースによって支えられているとの認識である。
小規模部門(25~99人)
1位 スタメン
2位 現場サポート
3位 難病の子どもとその家族へ夢を
4位 ENERGIZE
5位 iYell
1位のスタメン社は、従業員が事業に社会的な意義を感じ、経営層の言行一致や誠実な姿勢を高く評価している点が評価ポイントだ。
立場や所属にかかわらずフラットなコミュニケーションを促進する取り組みが数多くあり、一体感の高い組織が醸成されているという。
尚、同機関では他にも「働きがいのある会社」女性ランキングや、各地域の優秀企業についてのランキングも発表している。
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