株式会社ガイアックスは2月27日、就活生がインターネット上で複数企業の就職説明会や座談会に参加できる、ライブ型就活イベント「オンライン就活」の提供を開始した。
就活格差の解消へ
同社によれば昨今、就活早期化に伴い就活が長期化しているという。そのような状況下、特に、地方や海外から「遠距離就活」をしている学生にとっては、移動や宿泊などにかかる費用がかなり負担になっているようだ。
「オンライン就活」では、インターネット環境があればどこに居ても参加ができるため、地方や海外に在住する就活生と都内近郊に在住する就活生の間に生じている「就活格差」を解消できるという。
1回のイベントにつき、参加企業は3社。対して参加就活生は15人と、少人数制が特徴だ。
前半は企業によるプレゼンテーション、後半は3グループに分かれての座談会という構成。一方通行になりがちな企業説明会と異なり対話型となっているため、企業側と就活生の、より一層の相互理解促進が期待できる。
また、就活生は企業名で検索するのではなく、「起業家志向の学生のための企業フェア」「海外志向の学生のためのグローバル展開企業フェア」など、設けられたイベントテーマから自分の志向に合ったものを選び参加することができるという。
2019年10月からテスト運用を実施しており、既に40社以上の導入と800人の就活生による利用があった。
2020年末までに300社導入目指し
コロナウイルス感染防止のために数々の就活イベントも中止・延期の運びとなっている中、同社は「オンライン就活」を通じて説明会参加率の低下にも貢献できるとしている。
今後の方針としては、2020年末までに300社の導入を、そして1万人の就活生による利用を目指す。
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