企業の年度替わりが近づくこの時期、次の年度に移る前にキャリアチェンジをしようと転職を考える人も多いという。年度替わりのタイミングでの転職には、どんなメリット・デメリットがあるのか?
JAGフィールド株式会社は2月25日、企業の人事・総務担当者1125人に聞いた「年度替わりの動きに関する調査」の結果を発表した。
イメージ画像/Adobe Stockメリット1位はタイミングの良さ
人事・総務担当者に年度替わりで転職することのメリットを聞いたところ、最も多かったのは「タイミングが良い(26.7%)」という回答。
次いで「職場に馴染みやすい(26.3%)」「新入社員よりも即戦力(22.2%)」「適切な部署に配置できる(17.9%)」というメリットが続いた。
他にも、「人材募集している企業が多い時期なので、自分に合った仕事を探しやすい」「定期異動のタイミングに合わせて配置できる」「新入社員と合わせて研修できる」といった意見があったという。
「賞与が出ない場合がある」などデメリットも
次に、年度替わりで転職することのデメリットを聞いたところ、最も多かったのは「求められることが多い(24.7%)」という点。
次いで、「新入社員と比べて優先度が下がる(22.9%)」「レクチャー・覚えるのに時間がかかる(19.9%)」「賞与が出ない場合がある(17.8%)」というデメリットが続いた。
「メリットの方が多い」が約7割
それでは、年度替わりの転職はメリットとデメリットのどちらが多いのか?
人事・総務担当者の7割以上は「メリットの方が多いと思う」と回答している。
タイミングの良さや、新入社員の配属や人事異動と同時期なので職場に馴染みやすいことなどから、年度替わりの転職はメリットの方が多いと考えられているようだ。
年度替わりでの転職を考えている人は、メリット・デメリットを把握したうえで、自身の動き方を選択してみてはいかがだろうか。
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