ウェブメディア事業を手がけるハーチ株式会社は2月19日、株式会社キズキが運営する、うつや発達障害の人の就労支援に特化したビジネススクール・キズキビジネスカレッジ(KBC)と提携し、「翻訳ライティングプログラム」を始動したと発表した。
スクールの利用者が、同社が運営するウェブマガジン「IDEAS FOR GOOD」で配信しているニュースの記事作成を担当し、実際に公開するプロジェクト。
翻訳・ライターとして活躍の場を提供しつつ、添削指導や実績づくりを通じて受講生のキャリアアップを支援する。
記事作成を通し、キャリアアップを支援
「IDEAS FOR GOOD」は、世界中のクリエイティブな社会課題解決アイデアを配信するウェブマガジン。
日本・世界各地のライターと提携し、月間約50本・累計1000本以上の記事を公開してきた。
プログラムでは、通常ライターに依頼しているフローと同様の形で、KBCの受講生に記事作成を依頼。KBC利用者は翻訳ニュースライターとして一次情報を元に記事を作成し、編集部に納品する。
納品後、編集部からKBC受講生にフィードバックを実施。読みやすい翻訳のコツやストーリーが伝わりやすい文章構成の考え方など実践的なアドバイスを伝え、受講生の翻訳・ライティング技術の向上を目指す。
公開された記事にはKBC利用者の著者クレジットが記載されるので、卒業後の就職活動時に成果物のポートフォリオとして活用することができる。
互いの持つものを交換しあうプログラム
IDEAS FOR GOODは、社会課題の解決につながるクリエイティブな実践事例を見つけ出し、分かりやすく発信できるライターの採用を進めてきた。
一方、提携先であるKBCは、就労支援に向けた英語クラスを開講。英語力やライティング能力の高い生徒がいるにもかかわらず、彼らが活躍できる場が少ないという悩みを抱えていた。
そこで今回、提携により、互いの持つもの(活躍の場・ライティングのノウハウ・個人の英語力・文章スキル)を交換しあう同プログラムを行うことになったそうだ。
イメージ画像/Adobe Stock現在は編集部が依頼したテーマに対する執筆作業がメインだが、今後は記事の企画立案やインタビュー取材など、より難易度の高い仕事に挑戦してもらえるプログラムを検討しているという。
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